SSブログ

なでしこの“謝謝” [Japan *]

先日の女子W杯で、
ドイツ戦後、なでしこが出した“謝謝”横断幕。

ドイツ戦が行われた杭州は、
昔からの高度な文化都市と認識していたので、
「杭州でもブーイングされるんだ。」と、ちょっとショックでした。

実際接している杭州のお取先は、とても紳士で、先を見る眼も持っていて。
だから、画面でのブーイングが、
別世界というか、なにかフィックョンぽい感じに感じてました。

試合後、横断幕を見た時は、
ブーイングされた相手にも「ありがとう」という感情や礼儀は、
いかにも日本ぽいと思ってて、
この行動は、中国(他国)に理解できるんだろうか?と。
中継の時は、もう音声が切れていたのでわからなかったのですが、
それに対してもブーイングがあったみたいです。

今、ニュースでみましたが、
中国国内でも、論争になっているようで。
なでしこの“謝謝”が、
中国のアイデンティ再考のちっちゃいきっかけになってくれればいいと思います。
あの敗戦のあと、
大会を開催してくれた感謝をしめしたわけですから。

北京五輪、もう目の前だよなぁ。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

ビッグクラブ?・・・・・かぁ。<その6> [Marinos *]

(その5のつづき。たぶん、これで最終・・・・・。)

連休だからと言って、こんなにサッカーの、マリノスのことばっかり考えていては、
また、社会復帰が難しくなる・・・と思いながら、
なんだかんだで、こんなに時間も使ってしまった・・・・。
今の時点で、
私自身、マリノスがJを引っ張るいわゆる“ビッグクラブ”に、なんて気持ちは薄いのだけど、
Jリーグの歴史が欧州リーグなみになった時、
今、私が愛してやまない横浜 F・マリノスが、ちゃんと存在していてほしい。
願わくば、誇れるクラブとして、というのは、強く思う。

『横浜 F・マリノス 350万人を乗せた、処女航海』の中の岡ちゃんの言葉で、
その時も深くうなずいたし、今も「そーそー。」と思うのは、
『“どういうチームを目指すのか?”という哲学が重要』っていうこと。
それは、いわゆるクラブのブランディング。

けっこう長くアパレルの仕事を続けているが、
ブランディングが必須なこの業界なおいても、
ここにきて、「日本人って・・・ブランディングっつーのが、ほんとに苦手なのかしら?」と、感じている。
とにかく、結果を速攻で求める。
ビジネスなので、結果を出すことは必要であるが、
「どんな人に、どんな風に喜んでもらって、」という方針が、あいまいなところが多すぎる。
(まぁ、各政党のマニフェストもあいまいなのだから、やっぱり国民性なのかしらね。)
と、いうか、意識さえしていないという点もあり、
だから、すべてが後追い後追い。
オリジナリティーなど、生まれる余地もないわけです。
こんなに楽しい分野なのに、ほんとうにもったいないことだと、つくづく思う。
消費する側も、正直、選択理由が成熟してないなぁ、と思うこともある。
便利だったり、早かったり、とにかく、答えは速攻。
うちの業界だけでなく、それはあって、
これでは、けっきょく高度成長期の延長で、
時間にも仕事にもただ追われるだけで、
ほんとに意味で豊かではないんじゃないかなぁ・・・・と、考えたりしてました。

マリノスは、シーズンの頭に、方針を発表する。
今年のマリノスは、これが目標、という意思表示。
内容を見ると、右脳と左脳のバランスのいい内容で、いつも感心する。
これができる企業というのは、一般企業でもそうそう多くないと思う。
また、それを発表することが、クラブのスタッフ、選手、ひいてはサポーターの迷いをなくす。
りっぱなインナーブランディングである。
いちサッカークラブが、これをやっていることが、私にとってはちょっとした励みでもあって、
それがどんなにクリエイティブなビジネスかということを、
継続することで、示してほしいと思ってる。
それを、いちサッカークラブがやるってことが、おもしろいと思うわけです。

近い将来なのか、遠い将来なのか、
マリノスがほんとの意味でのビッグクラブとなるのであれば、
そんなに誇らしいことはない。

でも、まぁ、Jリーグは今、続いている。
今週は水曜日にレッズと川崎がACLを戦い、
週末には、また、リーグ戦がある。
そのことが嬉しいし、その目の前の1試合が一番大事だ。
今節も、柏が、ジュビロが、全チームが“この90分”をサポーターとともに生きた。
それが、一番、キラキラしたことだ。

“ビッグクラブ構想”を、頭の隅っこに置きながら、
大宮戦をむかえ、ナビスコをむかえ、
1プレー1プレーに、一喜一憂できることが、
けっきょく、一番愛しいことなのだ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

ビッグクラブ?・・・・・かぁ。<その5> [Marinos *]

(その4の続き・・・・・・これでまとまるかなぁ・・・。)

うちのクラブが、Jリーグで担うべき役割っていうのは、
観客の裾野を広げること、が大きいのだと思う。
ホームタウンの立地や性質、スタジアムのキャパ、現サポーターの性質から言って、
適任ともいえる。
実際、金田さんや和司さん(以前の水沼君)の活動だって、その一端をになってるわけだし。

まぁ、だからと言って、Jリーグ全体のことばかり考えてはいられない。
それでは、世界の平和とか言って、他にちょっかいだしているアメリカみたいになってしまうじゃないかっ!
今、マリノスと共に生きているサポだって、
「ビッグクラブ?うちが?」っていうのが、本音だし、
「いやいや、まだまだそんな。浦和さん、お願いしますよぉ。」みたいな。

なにせJリーグで、今節終わって6位ですからね。
(賞金のことを考えても、なんとかいけるところまでいかないと。今の順位では2千万です・・・。
あとは、やっぱりナビスコも獲らなければならないです、1億。)
来年、ACLに出られるのかだって、今の時点では可能性低いわけだし。
今、また、積み重ねたところですから。

どっちにしろ、強くならねばいけません。
しかし、やみくもに手段を選ばずに強くなったところで、それは一過性だし。
『どーやって、強くなるか。』が、大事なのです。
今年になって、チームの方針として、私がとても気に入っているものが、
DNA継承であります。
昨日の浦和戦でピッチに出た選手で、うちの下部組織出身の選手は、さて、何人でしょう?
坂田・ハユ・勇蔵・テツ・山瀬(弟)5人ですよ、5人。
これは、もう、とてもすばらしいことです。

一時、カフーを、とか、ジダンを、とか、なんだか地に足のついていない移籍話もいろいろあり、
「それは、どーなの?Jリーグ創世記じゃあるまいし・・・。」と、思ってました。
まぁ、マリノスタウンにお金がかかったので、
大型補強の予算もないし、今年の補強がある意味フィットしてなかった、というのもありますが。
そんな選手を呼んだところで、ちょっと一時的に動員が増えるだけのこと。

うちの下部組織は、なかなか自慢できるものです。
歴史もある、結果もコンスタントに出してる、ステイタスもある。

うちの甥っこが、地元(東京)のサッカークラブに体験参加する時、
ボールを持参するのに、「(私が買い与えた)マリノスのボールでいいですか?」と、事前に聞いたところ、
「あ、マ、マリノスですか。マリノスのプライマリーもお考えですか?」みたいなことを聞かれたらしい。
マリノスの下部組織を選ぶなら、うちには来ないな・・・・といったようなニュアンスだったらしいです。
(ま、甥っこは、スポーツ幼稚園には入学しましたが、けっきょくサッカーではなく、今は空手に夢中です。
サッカーは、英語サッカーをやったみたい。)
右に敵なしの下部組織。

実際、うちのトップだけじゃなく、これだけの選手を輩出しているのだから、
プレーヤーの育成という点では、もうJリーグに貢献しはじめてるわけで。
その他、スクールやふれあいサッカーで、プレーヤーの増加とともに、地域密着も。
この点に関しては、やっと結果でではじめてきたところで、
地道な努力といっていいのだと思いますし、
このDNA路線は、しっかり継続してもらいたいところです。

ハユマのブログに、こんな写真が。
これは2000年。この次の年は、急激に世代交代して、ピッチの上の誰もが、サポの誰もが・・・・しんどかった年です。
01年に比べたら、今年はとてもバランスがいい。
シーズン頭に、01年みたいななるんぢゃないかと、正直、心配しました。

この路線を崩さずに、動員を増やすためにも、
どっかからインスタントにつれてくるんじゃなく、
坊ちゃんがJリーグに戻るということがもしあるのなら、うちじゃないと困るのです。
彼の役割は、下部組織からトップにいたるまで、指導者として象徴として、絶大なものとなるだろうし。
長い眼でみたクラブの今後のためにも、
そこは、クラブもちゃんと視野にいれてほしいよなぁ、と思います。

あとは、せっかくだから、他カテゴリーへの進出ですかねぇ。
『サッカー批評 issue26』の

『横浜 F・マリノス 350万人を乗せた、処女航海』に、
JFLベースのマリノスBチームの話がありますが、これはどうなったんでしょうね。
プレーヤーは育成ふくめ潤沢なわけでし、おもしろいこころみだとは思うのですが。
あとは、昨日開幕したFリーグ。
ベルマーレが参加してますが、うちのチームがあっていいように思います。
うちのコたち、みんな器用ですからね(これもカラー)。
合ってるかもしれないです。

(あぁ、まとまんないなぁ・・・・その6、か・・・。)


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

ビッグクラブ?・・・・・かぁ。<その4> [Marinos *]

(その3から続く。 ちょっと疲れてきた・・・・。)

女子は、楽しいことに敏感だし、熱狂的。
その上、いずれ家庭を持ち、子供をもつ。
だから、女子のファンを軽くみてはいけない。
女子は、“王子に弱い”。
そのためには、こんなことも、やっぱり必要なのだ。
女子のファンにはグッズ販売収入の増加も、もれなく期待できる。
なので、コアなサポは、黄色い声とかに眉をひそめてはならないし(・・・・・・むずかしいけど)、
「あちゃー」なセンスのグッズを悲しんではいけない(・・・・・・むずかしいけど)。
で、対象となる王子は、プレーヤーとして本物もしくは原石でなければならない。
なぜなら、
女子は、偽者もすぐ見抜くから。
本物もしくは原石の成長をみつけた女子は、サポになっていく確率は高いし、
そのうち、彼氏を連れてくる、旦那をつれてくる、そして、子供を下部組織に入れるかもしれない。

で、代表サポである。
(これは、女子の導入口と考えてもいい。)
佑二が代表復帰したのは、うちにとってはとても重要なことで、
クラブは佑二にとことん感謝しなければならない。
日本は、クラブより代表の方が人気があり、
(このブログのアクセス傾向でもそーだもの。)
メディア露出も格段に多い。
Jリーグで代表にアピール!という言葉には飽き飽きだが、
代表のためにJがある、のではなく、
Jリーグのために代表がある、という考え方だってできるわけで。
現に、私だって、シドニーの流れのマリサポなわけです。
そういう意味で、4年に1度の五輪に、
うちの選手がいないのは・・・・・かなりのマイナスなわけです・・・ガクっ。
そういう意味合いにおいて、代表に選手を送り込むことは、大切なクラブの使命。
それと、代表からの流れには全国区が期待できる。
そりゃ、もちろん、ホームタウンが基本なのは、わかってるが、
7万人を獲得するには、ベースをひろげなければむずかしい。
(世界のビッグクラブだって、全国区どころか世界区である。)
地元にクラブがない地区のファンを、マリノスに。
1年に何度かでも、何年に1度でも、スタジアムに足を運んでくれるかもしれない。

で、欧州リーグファンである。
マリノスは、これまで3度、バルセロナと試合をしている。
これは、コンスタントに続けたほうがいい。
プレーに関しては目の肥えた欧州リーグファンに、うちの試合を観てもらうチャンスなのだから。
そこでいい試合をすれば、
「Jリーグでは、マリノス。」になってくれる可能性はある。
だが、欧州クラブだからといって、
来る者は拒まずで、すべての出稼ぎツアーに付き合うことはない。
こっちの本分は、リーグ戦なのだから。
デコと張り合う河合とか、
メッシを本気にさせるマツ・佑二とか、それを観てもらうのが、重要。
やみくもに舶来好きの欧州リーグファンには、バルサの相手でしかないかもしれないが、
ほんとにサッカーが好きな欧州ファンは、きっと、また、横国に来てくれるにちがいない。
そこで、TVで観る遠い国のサッカーではなく、
生で観る近くのサッカーを楽しんで、
ひとつチームを観つづける楽しみを継続してくれる可能性も高い。
そういう意味を考えると、初対戦の白ソックスは、やっぱり間違いだったのだ。
そこんところは、ちゃんとプライドをもってほしい。

まぁ、こうやってあげてみると、
うちは全方面において、ぜんぜん努力してる。

あとは、本分である試合の内容だ。
もう、ほんとうにそれだけ。
ファンをサポにするのは、けっきょく、それ。
間口を広く構えることは、忘れちゃいけないけど。
逆に、既存のサポがヒクような、軽率なことには気をつけよう。

他に私たちができることとすれば、スタンドの雰囲気しかない。
スタジアムにいることの楽しさやワクワク感。
迫力は、赤い2チームには及ばないが、
うちのゴール裏は、Jリーグ№1に美しい。
そして、プレーを核に、自然発生的にこだますサラウンドな拍手。
それを、体験してもらえれば。

その5に、続けられるかなぁ・・・・・疲れてきたなぁ。)


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

ビッグクラブ?・・・・・かぁ。<その3> [Marinos *]

(その2、の続き。)

で、動員である。観客動員。

なぜ、動員を増やしたいのか?
クラブとしては、動員収入のため。もあるし、
ひろい意味合いで、「サッカーはおもしろいよぉ。」ということを、
もっとたくさんの人に知っていただきたいから、ですな。

100万人都市の浦和の動員から考えれば、350万都市の横浜の動員は、
もっと増やせる可能性は、ある。
ある、が、性質が違うんだなぁ・・・・・ちょっと。

だいたいにおいて、横浜市は“豊か”である。
とくに、娯楽面においては“豊かすぎる。”
「べつにサッカー観にいかなくても、他におもしろいことはたくさんある。」ってところが、ある。

浦和の動員数は、鹿島や新潟や仙台的な「わが街の」的要素は多いと思う。
(もちろん、それを核にドーナツ型に近隣や全国的にサポがいるのもわかる。
ある意味、“サポ神話的”な要素があるから。)
ホームの街がでかすぎる、豊かすぎると、逆に「わが街の」的展開が難しかったりするんだなぁ、と、
この頃は思う。
それは、東京や大阪も、おなじ。
(東京にいたっては、けっきょく地方出身者が多いので、“仮住まい”的で、
住居地愛が薄く、ますますむずかしいのだと思う。)

だからと言って、うちのクラブが地域密着の努力をしていないかといえば、
ほんとに、よくやってると思う。
マリノスケなんて、日々、県下の町内会のイベントに出向だ・・・・小学生なのに。
下部組織、スクールを含む地域密着のことは、別記事で触れようと思うが、
横浜市民が、今も核になっていることは、まちがいない。

しかし、横国(日産スタジアム)は、恵まれたことに7万人のキャパなのだ・・・・。
今の平均動員が2万強。あと、5万人・・・・。

サポーターを増やすには、現時点ではある程度の限界がある。
じゃ、なんだ?
ファンでありまする。
(サポとファンの区分は、長くなるのでやめますが、
「どうしてもマリノス」はサポであり、
「サッカー観るんなら、なんとなくマリノス」をファンとおもっていただければ。)
それは、クラブも充分意識するところで、
サッカー以外のイベントをいろいろくっつけるとか、「努力してるなぁ。」と、思います。

横国は、広いだけに敷居は高くない。
それが、逆にサッカー観戦の導入口としては、都合のいいことだったりする。
7FとかSブロックとか、ゴール裏のコアな感じではないスペースが、
家族連れやデートでも観戦できるスペースはふんだんである。

ただ、やみくもに1回だけの観客を集めても、続かない。
サポに(もしくは、リピーター)になる可能性の強いファンを集める意識は、大切だ。
それが、将来的に5万人以上のサポーターになりうる客層。

私が考えるに、
それは、女子と代表ファンと、欧州リーグファン。

その4に、続ける。・・・・・・いつまでつづくのだ?)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。