ビッグクラブ?・・・・・かぁ。<その5> [Marinos *]
(その4の続き・・・・・・これでまとまるかなぁ・・・。)
うちのクラブが、Jリーグで担うべき役割っていうのは、
観客の裾野を広げること、が大きいのだと思う。
ホームタウンの立地や性質、スタジアムのキャパ、現サポーターの性質から言って、
適任ともいえる。
実際、金田さんや和司さん(以前の水沼君)の活動だって、その一端をになってるわけだし。
まぁ、だからと言って、Jリーグ全体のことばかり考えてはいられない。
それでは、世界の平和とか言って、他にちょっかいだしているアメリカみたいになってしまうじゃないかっ!
今、マリノスと共に生きているサポだって、
「ビッグクラブ?うちが?」っていうのが、本音だし、
「いやいや、まだまだそんな。浦和さん、お願いしますよぉ。」みたいな。
なにせJリーグで、今節終わって6位ですからね。
(賞金のことを考えても、なんとかいけるところまでいかないと。今の順位では2千万です・・・。
あとは、やっぱりナビスコも獲らなければならないです、1億。)
来年、ACLに出られるのかだって、今の時点では可能性低いわけだし。
今、また、積み重ねたところですから。
どっちにしろ、強くならねばいけません。
しかし、やみくもに手段を選ばずに強くなったところで、それは一過性だし。
『どーやって、強くなるか。』が、大事なのです。
今年になって、チームの方針として、私がとても気に入っているものが、
DNA継承であります。
昨日の浦和戦でピッチに出た選手で、うちの下部組織出身の選手は、さて、何人でしょう?
坂田・ハユ・勇蔵・テツ・山瀬(弟)5人ですよ、5人。
これは、もう、とてもすばらしいことです。
一時、カフーを、とか、ジダンを、とか、なんだか地に足のついていない移籍話もいろいろあり、
「それは、どーなの?Jリーグ創世記じゃあるまいし・・・。」と、思ってました。
まぁ、マリノスタウンにお金がかかったので、
大型補強の予算もないし、今年の補強がある意味フィットしてなかった、というのもありますが。
そんな選手を呼んだところで、ちょっと一時的に動員が増えるだけのこと。
うちの下部組織は、なかなか自慢できるものです。
歴史もある、結果もコンスタントに出してる、ステイタスもある。
うちの甥っこが、地元(東京)のサッカークラブに体験参加する時、
ボールを持参するのに、「(私が買い与えた)マリノスのボールでいいですか?」と、事前に聞いたところ、
「あ、マ、マリノスですか。マリノスのプライマリーもお考えですか?」みたいなことを聞かれたらしい。
マリノスの下部組織を選ぶなら、うちには来ないな・・・・といったようなニュアンスだったらしいです。
(ま、甥っこは、スポーツ幼稚園には入学しましたが、けっきょくサッカーではなく、今は空手に夢中です。
サッカーは、英語サッカーをやったみたい。)
右に敵なしの下部組織。
実際、うちのトップだけじゃなく、これだけの選手を輩出しているのだから、
プレーヤーの育成という点では、もうJリーグに貢献しはじめてるわけで。
その他、スクールやふれあいサッカーで、プレーヤーの増加とともに、地域密着も。
この点に関しては、やっと結果でではじめてきたところで、
地道な努力といっていいのだと思いますし、
このDNA路線は、しっかり継続してもらいたいところです。
ハユマのブログに、こんな写真が。
これは2000年。この次の年は、急激に世代交代して、ピッチの上の誰もが、サポの誰もが・・・・しんどかった年です。
01年に比べたら、今年はとてもバランスがいい。
シーズン頭に、01年みたいななるんぢゃないかと、正直、心配しました。
この路線を崩さずに、動員を増やすためにも、
どっかからインスタントにつれてくるんじゃなく、
坊ちゃんがJリーグに戻るということがもしあるのなら、うちじゃないと困るのです。
彼の役割は、下部組織からトップにいたるまで、指導者として象徴として、絶大なものとなるだろうし。
長い眼でみたクラブの今後のためにも、
そこは、クラブもちゃんと視野にいれてほしいよなぁ、と思います。
あとは、せっかくだから、他カテゴリーへの進出ですかねぇ。
『サッカー批評 issue26』の
『横浜 F・マリノス 350万人を乗せた、処女航海』に、
JFLベースのマリノスBチームの話がありますが、これはどうなったんでしょうね。
プレーヤーは育成ふくめ潤沢なわけでし、おもしろいこころみだとは思うのですが。
あとは、昨日開幕したFリーグ。
ベルマーレが参加してますが、うちのチームがあっていいように思います。
うちのコたち、みんな器用ですからね(これもカラー)。
合ってるかもしれないです。
(あぁ、まとまんないなぁ・・・・その6、か・・・。)
ユース選手などを育てるのは下條さんが上手いんでしょうね~。
ただ、トップチームの若手育成は今も昔も変わらずダメですよね・・・
サカティが上がってきたときも、
小原君、數馬、金子ゆーき、ゴトー君
も一緒に上がってきたのに、育てられなくて結局外に出してるし、
今も幸宏から下のコたちは、トップに上がってきてどれだけ出来るようになったのか?は疑問ですし・・・(涙)
by まぁみぃ (2007-09-25 01:33)
育てられないというか、トップチームの新陳代謝の計画が、
いままであいまいだったんだと思います。
01年なんて、背負ったコが多すぎた・・・・・
毎試合毎試合観てるだけで痛々しかったですから。
タイミングって、ありますからね。
サカティを手放すことがなかったのも、
ほんとに、タイミングが大きかったのだと思いますし、
それは、サッカーに限らず、
私たちの仕事場にもあることですから。
全員が全員、トップでスタメンはれるようになるのは、
奇跡に近いですからね。
下部組織育ちのコたちは、
良くも悪くもカラーが似ていて、
そこに高校サッカーでがんばったコや、
大学でやってきたコが入ってくることで、
ダイナミズムみたいなものが生まれてくる気がします。
そこに、ベテランですからね。たいへんです。
手放した選手は、「おしいなぁ、もったいないなぁ」と思いますが、
そこからどう生きていくかも、本人によるところが大きいし、
うちのユースを出たことで、
(たとえ他のチームででも)プロへの切符を手に入れるのは、
本人にとって、やっぱり悪いことではないと、
思うしかないし、
トップに上がれなかった、レンタルされた悔しさを、
その後に活かしてくれないとと思います。
(ハユは、よく戻ってきてくれたと思います。)
他のチームの試合を観てると、
やっぱりうちのユース出身の選手とか、元トリコの多いチームを、
応援しちゃいますね。
by raichi (2007-09-25 02:06)