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ビッグクラブ?・・・・・かぁ。<その6> [Marinos *]

(その5のつづき。たぶん、これで最終・・・・・。)

連休だからと言って、こんなにサッカーの、マリノスのことばっかり考えていては、
また、社会復帰が難しくなる・・・と思いながら、
なんだかんだで、こんなに時間も使ってしまった・・・・。
今の時点で、
私自身、マリノスがJを引っ張るいわゆる“ビッグクラブ”に、なんて気持ちは薄いのだけど、
Jリーグの歴史が欧州リーグなみになった時、
今、私が愛してやまない横浜 F・マリノスが、ちゃんと存在していてほしい。
願わくば、誇れるクラブとして、というのは、強く思う。

『横浜 F・マリノス 350万人を乗せた、処女航海』の中の岡ちゃんの言葉で、
その時も深くうなずいたし、今も「そーそー。」と思うのは、
『“どういうチームを目指すのか?”という哲学が重要』っていうこと。
それは、いわゆるクラブのブランディング。

けっこう長くアパレルの仕事を続けているが、
ブランディングが必須なこの業界なおいても、
ここにきて、「日本人って・・・ブランディングっつーのが、ほんとに苦手なのかしら?」と、感じている。
とにかく、結果を速攻で求める。
ビジネスなので、結果を出すことは必要であるが、
「どんな人に、どんな風に喜んでもらって、」という方針が、あいまいなところが多すぎる。
(まぁ、各政党のマニフェストもあいまいなのだから、やっぱり国民性なのかしらね。)
と、いうか、意識さえしていないという点もあり、
だから、すべてが後追い後追い。
オリジナリティーなど、生まれる余地もないわけです。
こんなに楽しい分野なのに、ほんとうにもったいないことだと、つくづく思う。
消費する側も、正直、選択理由が成熟してないなぁ、と思うこともある。
便利だったり、早かったり、とにかく、答えは速攻。
うちの業界だけでなく、それはあって、
これでは、けっきょく高度成長期の延長で、
時間にも仕事にもただ追われるだけで、
ほんとに意味で豊かではないんじゃないかなぁ・・・・と、考えたりしてました。

マリノスは、シーズンの頭に、方針を発表する。
今年のマリノスは、これが目標、という意思表示。
内容を見ると、右脳と左脳のバランスのいい内容で、いつも感心する。
これができる企業というのは、一般企業でもそうそう多くないと思う。
また、それを発表することが、クラブのスタッフ、選手、ひいてはサポーターの迷いをなくす。
りっぱなインナーブランディングである。
いちサッカークラブが、これをやっていることが、私にとってはちょっとした励みでもあって、
それがどんなにクリエイティブなビジネスかということを、
継続することで、示してほしいと思ってる。
それを、いちサッカークラブがやるってことが、おもしろいと思うわけです。

近い将来なのか、遠い将来なのか、
マリノスがほんとの意味でのビッグクラブとなるのであれば、
そんなに誇らしいことはない。

でも、まぁ、Jリーグは今、続いている。
今週は水曜日にレッズと川崎がACLを戦い、
週末には、また、リーグ戦がある。
そのことが嬉しいし、その目の前の1試合が一番大事だ。
今節も、柏が、ジュビロが、全チームが“この90分”をサポーターとともに生きた。
それが、一番、キラキラしたことだ。

“ビッグクラブ構想”を、頭の隅っこに置きながら、
大宮戦をむかえ、ナビスコをむかえ、
1プレー1プレーに、一喜一憂できることが、
けっきょく、一番愛しいことなのだ。


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