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ビッグクラブ?・・・・・かぁ。<その2> [Marinos *]

その1からの続き。)

どうあれ、お金は必要だ。
補強にしても育成にしても、お金はいる。

クラブの収入の大きいのは、動員収入とスポンサー収入。

動員収入のことは、あとで考えるとして、
スポンサー収入という意味では、うちはある程度成功してる。
まぁ、それは、日産様の母体があることはまちがいない。

うちが、豪華な補強をすると、
他クラブから「金に物をいわせて!」と、非難めいた声が聞こえるが、
「それの何が悪い!」と、私は思う。
育成だって立派なものだからだ。
お金があるというのは、その使い方さえ間違わなければ、恥じることではないのだ。

うちのスポンサーは豪華だわぁ、と、たしかに思います。
世界に名だたる企業があるし、
それは、ホームが横浜というステイタスもあるのだと思う。
豪華なだけかといえば、法人会にいたるので、地元企業も多く、それがとてもうれしいこと。
私は、出身地山形のモンテディオのユニの胸に“はえぬき(山形のブランド米です。ほんとにおいしい。)”があるのを、とても嬉しく思っているが、
マリノスの基本も、それと変わらないわけです。

横浜は商業都市で、それをしっかりと反映してるし、
“共に”という意識が、クラブを中心にまとまることは、たいへんな力。
日産様も、本社機能をみなとみらいに移転する。

いくら収入の二極化が・・・と言ったところで、
日本にアブラモビッチみたいな、“サッカー狂のきまぐれな富豪”など、そうそういない。
(アジアや中東の富豪を狙うという手なら、あるかもしれないけどねー。)
そのかわり、日本には、優秀な企業がある。
それをちゃんとつかんでるのは、恥じるどころか誇りに思う。

それで、大事なのが、スポンサーの選択である。
その企業の業務や商品自体のコンセプトが、クラブのスポンサーとして納得できるものであるかと、
販促としての役割の他に、
うちのスポンサーになることにどんな意味を見出してくれるか。
何より、マリノスというチームが好きで、
第一にサッカーに理解があること。

某・楽〇みたいに、
あっちいったり、こっちいったり、されては収入の予定が立たないわけで・・・・。
某・〇BSも・・・・。

日本において、サッカーは第2人気スポーツであって、
まだまだ競技やリーグとしては発展途上なわけだから、
野球のようなインスタントな販促効果を期待されても困るし、
それより、企業と企業がつながることでのステイタスや力の増加。
そのためには、お互いの業務への敬意がなければはじまらない。
クラブは、ある意味スポンサーの存在をプレッシャーにもかんじなければいけない。

私は、ベイクルーズという企業がとても好きだ。
仕事柄、気にかけることも多いが、
ちゃんと良質なブランディングができて、それがショップにブランドに反映されている。
今の日本のファッション界では、とても貴重な企業であると思っているし、
その企業が、うちを選んでくれていることがとてもうれしい。
日産も、ブランディングがしっかりしているし、ANAも。
各業界のブランディング上手にたすけられてるわけだし、
クラブにもブランディングは不可欠。
経営的にスポンサーに学ぶところが大きいと思う。

その3に続けてみる。)


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ビッグクラブ?・・・・・かぁ。<その1> [Marinos *]

昨日のレッズ戦は、入場者数48166人。
心配していたが、半数以上は青気味のお客さん、
ゴール裏を観ても、(毎度毎度出勤の遅いマリサポであるが)KO時には、
こっち岸のほうが座席の隙が少なく、ほっと胸をなでおろしました。
(半分以上が相手サポなんて!絶対に許されないことだ。)
相手がレッズとはいえ、40000超えは、うれしい。
クラブの8.11プロジェクトとあの試合が、地道に効果したと思いたい。

昨日買った『EL Golazo』に、“ビッグクラブへのプロセスを競う2チーム”と、あった。
06年度のクラブ営業収入は、浦和が70億超えで、ダントツのトップ。
うちは46億弱で、なんと2位なのだそーだ。
そのうえ、広告収入では浦和を上回っているらしい。
ありがとうございます。スポンサー&サプライヤー様。
 しかし・・・エディフィス様・・・  昨日のフライヤーの赤黒のカラーリングはどうかと?なにも、昨日・・・赤黒・・・・。  ゲートで色に反応して、もらうの拒否しちゃいました。。。かっこよかったのに。  (クラブ広報の事前のチェックが、あまぁーい!)  ベイクルーズ様のようなステキ&ブランディングがしっかりな企業がサプライヤーでスーツ提供してくれていることは、  私にとっては、とってもうれしい。  願わくば、女子サポのためにイエナ様にも。。。

しかし、ビッグクラブとは、はて?どんなものだろう?
&うちやレッズがビッグクラブになることの意味は?
&ビッグクラブになるからといって、私たちスタジアムに通うサポにとっては、果たして?

と、いうようなことを考えました。

ここに2年前、2005年の『サッカー批評 issue26』があります。

特集は『日本サッカーの現在地』。
それでもって、なんでこの号がまだうちにあるかというと、
この中のうちの記事、『横浜 F・マリノス 350万人を乗せた、処女航海』という、
当時、私のアドレナリンを1週間噴出させた記事があるからです。
これは、うちの“ビッグクラブ構想”です。
経営とチーム成績の視点から、クラブをどうしていくか?という。
「す、すごいわぁ。私、やっぱり横浜市民になるっ!」という決意までさせた記事。
ここから2年、私はまだ都民だし、
この計画の両輪だった伴ちゃんも岡ちゃんも、もうマリノスにはいません・・・・・・。

ビッグクラブという言葉を、身近に聞いて、
また、読み返してみると、
当時、2連覇してノリノリだった多少浮き足立った大風呂敷にも思えますし、
「いったい、今、この計画はどーなっているの?」と。
けっきょく、この後、ベンゲル並みにマリノスタウンのタイルにまで意見をしていた岡ちゃんも、
チーム形成の計画がガタガタと崩れて、退任してしまったわけで。

ビッグクラブとは、
いわゆる、マンUとかアーセナル、レアルとかバルサとか、ミランとかユーべとか、
強さと人気において群を抜いたチームで、
潤沢な資金をまわし、ビジネス的にも、人気的にも、実力的にも、
その国のリーグ全体、“サッカー産業”に好影響を与えるチーム、
と、私はとることにするが、

うちと浦和が、いわゆるビッグクラブ候補なのは、
まず、ホームタウンの人口にある。
さいたま市は100万人、横浜市は350万人(ここに横須賀市も加わった)。
(東京や大阪も人口といううえでは、確実に候補なのだが。)
バルセロナ150万、トリノ155万、マンチェスターで277万、マドリード309万で、
横浜の350万は、ミラノの375万にも迫る。
しかし、だからといって、うちがミラン並みのビッグクラブになれるかといえば、
サッカーという競技の歴史、リーグの歴史はもとより、
市の特質ということも、よくよく考慮しなければならない。

それが、まぁ、『横浜 F・マリノス 350万人を乗せた、処女航海』時代には、
いきなり『世界規格』(!)だったので、そりゃ大風呂敷だし、
足元を見失って、ACLさえとれなかったし、アブハチとらずでJリーグでも勢いを落とした。

私は、つねづね、横浜の枕詞は“国際”と、言っているが、
その前に、いろいろやることが山積みだ。
岡ちゃん退任からこの2年、
チームはまた、地道に積み重ねをはじめている。

それでも、所属クラブのほとんどが赤字運営というJリーグ活性化のために、
うちが担うべきところもやっぱり大きく、
そのために、大きな構想を立てることも、また、必要だとは思う。

その2に続けてみる。)



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