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オセールvsジョゼ・レアルを観ていた。 [Marinos *]

録画放送でね。

レアルが銀河系だった頃は、「ふーん」とか言いながらよく観ていた。
(その頃は時間もてあましてたので、中継観る時間も十二分にあったのね。)
モウリーニョがレアルと長期契約して、
その上エジルを獲ったという時点で、興味が増したので、
海外サッカー契約外だけど、機会があったら観たいと思ってたら、
Jsports-plusでやってたから。
と、いっても90分観られたわけじゃなく。
だからジョゼ・レアルの感触はほとんどわからない。
それは、またの機会の楽しみにしておくけど、
思うところあったので、ささっと「残しておこうかしら」ぐらいのエントリです。


【“ポゼッションしたいチーム”vs“ポゼッションさせたいチーム”】

最近は、なんかどの試合みてもそこにテーマが行ってしまう。
たぶん、サッカーという競技の永遠のテーマなんだろうけど、
昨年のUCLファイナルでバルサがインテルにやられたとか、
ユーロでスペインがとうとう、とか、
南アでのあれこれとか、
なにより我がトリコロールの今季のことがあるので、
ことさら自分自身の興味がそこにいっているよーで。

先週の仙台戦とか、どーしても思い出してしまう。
思ったことはやっぱり、仙台戦のエントリに書いたようなことなんだけど、
なんとゆーのか、ポゼッションしてちゃぶって1点てのとカウンターで1点てゆーのは、
やっぱり表裏一体な気がするし、
ほんと、分けて考えることでもないなーと。あたりまえのことなんだけど。
受けにまわるチームは、けっきょく後者の1点を虎視眈々と狙うというシンプルな戦い方になる。
しかし、ポゼッションできる(しようとする)チームも、虎視眈々と1発を忘れちゃつまらない。
ようは、“今、一番いい選択”でゴールの方法を選ぶってことで。
なんかそーゆーこと。

けっきょく、『持ってるつもりが“ありゃ?持たされてんのか?”』という気分になったら、
圧倒的に受けにまわってるチームが精神的優位に立ってしまうって時が、あるのだなー、と。
バリエーション、機転、アイデア、
ピッチはもとより、ベンチワークに至るまで、
試合を読んでコンダクトする力がとても大きな武器になりつつある気がする、ここからのポゼッションサッカー。


【ジョーカーの存在価値】

好きな選手にはスタメンとってほしいし、
サッカー選手やってる限りスタメンでフル90分出たいのが本当だろーし、
ま、スタメン獲ったら選手本人もそのファンもそりゃうれしい。のが、いままでの常識。
しかし、「ほんとーにそーなのか?」と、この頃は思うのよ。
とくに今季のうちのチームで。

仙台戦もそうなんだけど、
目指す攻撃のカタチがあって、それはできてるんだけどゴールは獲れなくてとなると、
ものすごいがんばってるのにどんどん単調になって疲労していく感じってあって。
とくにゴール前で揺さぶれど揺さぶれどになると、
わたしゃーとーしてもリングをくるくる回るハツカネズミの映像を思い出してしまう・・・。
指をリングの回転に寄せて「一回止まって考えてごらんよ」と。
それが、バリエーション、機転、アイデア、だろうし、
そこでリズムや攻撃方法の新しい引き出しを開けてみせる“コンダクト”はぜったいに必要で、
そりゃ、スタメンの11人でそこまでやれたら、ものすごい成熟チームなんだろーけど、
渦中でそれを判断するのはやっぱりしんどそーで。

サッカーには交代枠が3つある。
その交代というのは、時としてベンチからの「こう戦え」のメッセンジャーとなり、
うまくいった時『交代がはまった』と言うんだと思うんだけど。
なんか、今季、今のうちのチームで、この交代枠というのがどれぐらい重要なのかと。
それは、もちろん監督やコーチたちの読みというのもあるんだろうけど、
なんとゆーか・・・交代して入る選手の準備がどれぐらい重要か。

ここしばらく「ジョーカー不在」と思ってるが、
ジョーカーというのは、入ってゴールを決める選手のことだけを言ってるのではなくて、
んーーーー、“スイッチャー”とでも言おうかしら?

この試合、個人的にスタメン期待してたエジルが後半途中で入ったのだけど、
ひとり入ることでボール回すリズムが変わったりする。
それだけじゃなくて、ぐーーーって堪えて守るところは守ったり、
それでまた違うリズムが発生する。
「若いのに、交代して何が必要か、この局面でどうすることがチームのためか、動けちゃうんだわー」と。

『交代したら、やってやろうと思ってた』
途中投入される若い選手がよく言ってるコメントなんだが、「何を?」とよく思う。
どーにもこーにも“アピール”というのをはきちがえていないか?と思うことがある。
その辺の“自主的思考能力”。

“途中投入”の価値はあがっている。いや、どんどんあげてほしいんだよねー、選手本人で。

それができるのが14番であってほしいなーと。
資質は充分。いい時はスタメンで出てもまったく他選手と違うリズムでアクセントをつけられるのだし。
“選びとり、コンダクトする能力”を鍛えていくのには、
膠着したゲームに途中投入されて、何ができるかが、ものすごい訓練になると思うのだけど。
どーよ?
いつの日か“押し退けて”不動のスタメン獲得する日のために。
20分で仕事するって、ものすげーかっこいいんじゃーないのか?

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と、UCL観ていても、けっきょくトリコロールのことばかり考えているので、
カテゴリはMarinos*ですわ。


toricoballine3.jpg

【実況の質】

実は、この試合観る前に、予習しよーと思って、
京都vs磐田の再生をかけたのですが・・・・解説がね、「うーーーーん」と。
で、ザッピングしてたらこの試合見つけたわけで。
もうほぼほぼ前半終わってたんですよ。
しかし、後半からでも観る気になったのは、
前半おしまいからハーフタイムの倉敷さんのおかげなんですが。
「さすがだなー」と。
スコアレスの前半が、“どんな空気で流れて、今。で、後半どうなってく可能性があるのか?”ってところを、
ダイジェストよりわかりやすく伝えてくれる。
誰がシュートを打って、誰がチャンスを何回作ったか?っていうことではなくて、
両チームの息づかいみたいなもの。
まだ観ぬ後半に向けてあっという間に期待を持って準備が整うという。
で、実際後半はじまって実況となると、
「をーー、そこっ!」ってところで、観る側の邪魔にならないレベルと声質でボリュームが上がる。
それは紛れもなく、倉敷さん本人の“期待ボリューム”だったりする。

案内はしてくれるけど、観る側に感じる・考える余地を与えてくれる間合いと、
「この人、ほんとサッカー好きなんだわ」ってゆー安心感と。

(まぁ、好みや相性はあるのだと思うのだけど、)
南ア終わって、「さぁーJリーグからっ!」っていう今こそ、
Jの中継に実況職人を起用してもらいたい今日この頃。


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