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いきるチカラ [footballistic *]

なにをどう言っても足りない・・・・。昨晩は、去年のガンバ戦を観ていた。CBやった試合。
posted at 06:59:22

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あんたがピッチで躍動すれば、彼は喜ぶのだから。わかってるよね。
posted at 14:07:13

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それでも日常は流れる。それが生きるチカラそのものだったりする。(これに近い感じは、2年前にもあった。)
posted at 18:54:40

あの時、私は祈っていただろうか?祈る以前に疑いもしなかった気がする。
posted at 18:57:29



(ここは、あまり身内やリアルに身近な人は見ていないので書いてみます。)

彼女のICUは3日間だった。
人工呼吸器装着のための麻酔であったが、意識のないままICUを出て、
そのまま2ヶ月強。
機材という機材を全部装着しているんじゃないかという状態で、
心拍計や心電、呼吸のグラフが始終びかびか光っていた。

「残念ながら、それは“意識がある”とか“回復している”というような症状ではないの。反応って言うのかしら。」
と、看護婦さんや先生は言ってたけど、
そんな状態でも、
父の足音や声がすると、彼女の心拍数は変化したし、
手を握り返したりしたし、涙も流した。
お店の忙しい時間帯になると、手足を動かしたり。

彼女はまたお店に立ちたいのだと、
父のために台所に立ちたいのだと、
私は思った。

5ヵ月後退院し、
今、彼女はお店にも台所にも立っています。
呼吸器を外してからもいろいろはあった、
近くで見てても眉を寄せてしまうようなことが。
でも、お店でも台所でも、“日常”を送っています。

麻酔からさめかけでまだ朦朧としている時、
「お父さんの下着、変えた?」って聞かれた。

「生還の可能性は、よくて10%・・・・」と言われた彼女は、
今日もいっぱい笑って、お店と台所に立っています。


(彼とは病気が違うし、なんとも言いづらいのだけど)
彼には彼の日常があったと思う。
日々練習し、週末に真剣勝負する。
それはサッカーをはじめてからずーっと続けてきたリズム。
プロになってからも、マリノス、そして今は松本山雅で。
まだサッカーをしたいという欲と、繰り返してきた日常のリズム。

ある週末に、
彼は戻ってくると、私は思ってる。
彼が愛した“日常”に。

「試合だよ、マツ。寝てる場合じゃないから。」

その週末まで、
彼の喜ぶことを、しよう。
プレーする側は力いっぱいプレーして、
観る側は、心底サッカーを楽しんで、愛するチームの勝利を信じて。

タグ:松田直樹
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