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『もっとできる』と思ってたんだよねぇ、ほんと。 南ア・W杯/日本代表 [Japan *]

120分(+PK)の“死闘”と報道された試合から2日たった。
ふだんはサッカー成分の少ない民放までが、今ものすごいことになっていて、
関空に帰ってきた代表じゃなくても、ちょっとびっくりで、
ウラシマな感じは否めないのだけど。

あの試合の直後、
この涙腺ゆるゆるの私がまったく泣かなかった。
心が振るえなかったわけではない。
敗退した=「もう試合がない」という実感がなかったのだ。

松井に2枚目のイエローが出た時、「次、誰が出る?」と思ってたし、
ヤットに2枚目が出た時は、「次の試合は、俊か?ケンゴか?」と思ってた。
とにかくベンチメンバーを見ても、
可能性は未曾有にあった。
世界が(どこより日本が)驚いたそこまでの勝ちあがりは、
私の中では想定内(期待通り)のことで、
もっともっと驚けると思ってた。

次々と“引き出しが開いていく様子”を観たかったし、思い描いてた。

“次”が永遠でないのは、代表チームの運命で、
同じメンバーでの次はない。
それが、クラブチームのサッカーとは違うところ。

    ************

パラグアイ戦は、遅かった。
本当に「あの戦い方しかなかった」のか?
私はそうは思わない。
きっと“次”はあったのだ。

今でも、それを信じている。

    ************

ほんとうによく守ったし、仕掛けるところは仕掛けた4試合だった。
これからスカパーでも豪華コメンタリスト揃い踏みの座談会などあるだろうし、
なにより、協会がしっかり分析して、
何が通用して何が足りなかったかが明確にされると思う。
それを活かして、4年後、8年後と続いていくのだと思う。
戦術的なことは、それでいいし、
私ごときがここで知ったかぶって書くことでもないように思う。
なにを“日本らしい”とするか。
それを突き詰めていく旅は続く。
私は、それをこれまで通りに観て、一喜一憂を繰り返す。
思う存分、楽しむ。
Jリーグから。“離れられないチーム”を中心に。

私たち“観る側”ができることは、それだけだと思うから。
観る側がどれぐらい“サッカーを楽しむか”が、 Jリーグを、ナショナルチームを鍛えていくのだと思うから。

だから、もっともっとたくさんの人に日常的にサッカーを楽しんでほしいと思う。
愛してやまないチームをみつけてほしいと思う。

今、これだけの騒ぎを観ていると、
ベスト16という結果以上の、今回の代表がやってのけた大仕事を実感する。
ここまで“日本を振り向かせた”。
私がスタジアムに足を運ぶきっかけになったシドニー五輪にしても、
自国開催の日韓W杯にしても、
その火は急速に冷めるという予測はできる。
でも、サッカーを観ることにとりつかれて残る人は残るのだ。
それが積み重なって積み重なって、強豪国の環境はできていく。
『サッカーの話ができないとキャベツも買えない』ような。

楽しかった、南アW杯・日本代表。そして選手もサポーターも、それぞれのチームに帰る。
posted at 6/30 02:31:46

ナショナルチームに強くあってほしいのは、
その土台にJリーグがあるから。
日常であるJリーグがもっともっと楽しくなるから。
毎週末毎週末、シノギを削るようなリーグがナショナルチームを強くするし、
W杯やCLが、「Jリーグとは別物」とは、思いたくはないのだ。

Jリーグ再開には、そこを期待するのはもちろんだが、
この熱を持続させるのは“観る側”の成長、成熟は大きい。

代表が現地に入ってから“確変”した要因を探っている視線は多い。
個人的には、
四面楚歌の足枷から遠く離れて、自分たちを見つめられたことは大きいんじゃないかと思ってます。

足枷ではなく、チカラになりたいんだよね、やっぱり。
そしたら『もっとできた』と、私は思う。
『もっとできる』は、“観る側”が作るものなんじゃーないのかなぁ。

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日韓、ドイツ(その間の各大会)はひとり暮らしだったから、一人で観た。
今回は、環境が変わって、
サッカー狂ではない“お茶の間”の傍らで、(それでも試合は一人で)観た。
再認識したのは、報道のTV(民放)の(良くも悪くも)チカラ。
プレーする側と観る側に存在するメディア。

大会前、今回の代表の四面楚歌ぶりを悲しんでいたからといって、
今の騒ぎを「バカじゃないの?」とか毒づくつもりもない。
今は、代表を通じてたくさんの人がサッカーに注目してくれている。
それは喜ばしいこと。
ここから先も、その報道っぷりに注目してみたいと思う。
“観る側の成長、成熟”には、メディアの成長、成熟が不可欠だと思うから。

だらだら書いちゃってすいません。。。。あいかわらずまとまらなくて。
だらだらついでに、ここ数日のメディアについてのツイートを並べてきます。

長谷部が直後に「Jをもっと」。さてさて民放各社のリーグ再開後のサッカー報道マニフェストを!(今、ちょーど政権放送やってるしな。 posted at 09:27:19
「おしかったね」「がんばったね」と言われ「もっとやれたと思う。」と途端に返して思い知る自分の強欲さ。 posted at 10:05:30
自分にとってここちよいメディアを探せばいい。自分で感じて考えて楽しむためのメディア。全部を見なくても死ぬわけじゃないし、
サッカー自体と報道は別物。
posted at 15:58:52
メディア側は、誰にむけてその情報を発信するのか?なんのために?を明確にすればいい。サッカーファン層ほど奥行きも幅もあるゾーンはなかなかないと思う。 posted at 16:00:28
もろワイドショーゾーンのははでも、局は選んでるみたいよ。不快なものは不快らしい。 posted at 16:04:27
フィギュアの世界選手権の時もそーだったんだけど、ブログスポーツランキングのうえのほーには『離婚・嫁・金持ち・失敗』などの言葉が踊っている今日この頃・・・。日本中はなに興味があるのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 posted at 09:31:55
はは「岡田さんいいこといってたわよぉ~」だそーです。 posted at 19:50:59
えーのーきぃーどさぁーーーーん!今『ジャンルカなう』みたぁ。 posted at 21:56:50
覚えてるよぉ、その『ジャーナル』。ジャンルカさんと水沼さんのビデオ判定論の回! posted at 22:09:48
@skyperfectv うぇぇぇ、短すぎます・・・・。えのきどさんゲストで1時間でおさまるわけないじゃぁーないのっっ!もいっかいやって。いや、レギュラーの新番組!今日のメンバーで。『ジャーナル』はほんと、サッカー周りの楽しみ方を教えてくれましたぁ。 posted at 22:25:15
今日一日で、お茶の間での知名度は本田より今野と森本。 posted at 16:23:20
台所にいながらテレビの音を聞いていたが、だいたいブブゼラの音が関西空港の歓声に変わる→会見→今野、森本で〆。どこのキャスターも“団結力”押し。 posted at 16:25:43
特筆すべきは、代表コーナーの終わりにだいたいの番組が各選手の所属チームと「もっとJリーグを観ましょうよ」的。とてもいいことだ(協会からガイドラインでも入ったかしら?)。今後のJリーグ報道@ワイドショーを注目してみる。(これまでは見たことない。不祥事の時以外。 posted at 16:29:10
どこだったかは「今、所属チームのボードを準備中です、手書きで。」言っててふいた。 posted at 16:30:06
以上、偽・主婦によるワイドショー代表報道レポートでした。(聞いてたのは4番組ぐらい。 posted at 16:33:53


さてさて、オランダvsブラジルの後半をしっかり観よう!
サッカーの真実は、この90分にしかないのだ。


“ハレモノに触る(?)”エントリは、明日にでも・・・書けるかなぁ・・・。


タグ:W杯
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