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ハーフタイムは3日ある。 ~ナビスコ準決勝1st. A/川崎戦 [Marinos *]

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実は、ナビスコ試合の1st.2nd.を、前半、後半などとあまり思いたくなかった人です。
「まだ前半が終わっただけだから。」監督コメなどと読むと、
「甘えたこと言ってんじゃーねー!1試合は1試合だろがっ!ハーフタイムあったろー?」などと、
つい汚い言葉で心で叫んでる人でした。
が、今回は、のせていただくことにした。

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開始早々、ガッツンガッツン行ってて、
川崎のオハコ“超ワイドスライド”(川崎ヴァージョンはグラウンダー3~4段、うちはサイドチェンジだけど)まで出て、
「勢いあるねぇぇぇぇぇ」とか、きゃーきゃー言ってた。
10分経過して、「なんか・・・慣れられた?読まれてるか?もしかして?しかも慌てる様子もないぞ。」と、
にわかに思った。
それでもこっちはハタラキバチ並みに動き回ってるので、
「えぇぇぇぇい、いけるところまで行ってしまえ!」だった。
しかし、(私自身も)なんかヘンなアドレナリンでてきて、
「やばぁーーーい、酔ってるよぉ、自分たちにぃぃぃぃぃ。視野が、視野が。」
この感じ、前も見た・・・・・この一本調子・・・・単独突破・・・・「あとは頼むっ!」クロスあげちぇえ、な感じ。
それでもジェフ戦より、個人の勢いと粘りが別人みたいだったので、
「このまま続けても、獲れそう、獲れるかも?」
しかし、やっぱりどんどん読まれてる感。
「川崎、疲れてない・・・・。」 の矢先の失点・・・・・・・・・・・。
虎視眈々と、うちに付き合いながら、狙ってた。
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」と、また思い出した。
『SS7』の7連戦・・・・・・・控える鹿とのリーグ頂上対決。
あの時と同じだ。
川崎の超省エネサッカー・・・・・・。
あの時も、控える神奈川ダービー、多摩川クラシコ、ACL、連戦頭の京都戦で、川崎はみごとにこれをやったのだ。
ターンオーバー・エコサッカー・・・・。
先制すれば、たたみかけてくるのが川崎なのだが、
いたって様子はかわらない。
だんだん不気味になってきた。
しかし、たたみかけてこないので、またまたうちが勢いでポゼッションする。
失点前と同じ1本調子。
「そろそろやばい、違うリズムの選手がいないと・・・健太、だいじょーぶか?健太出られるか?」
(勢いだけはあったし、獲れそうな感じはあったので、
あの時点でこーきち君が動けなかったのはわかります。)
「いい、もぉ、やりつづけていいから、追いつけ!前半のうちにっ!」
シュートのたび、CKのたびにボリュームの上がる手拍子。
「これでもかっ!」と打ったので、前半でフクアリ試合並みの痛みであった。
が、獲れず・・・・・。
“個人の”勢いは止まらなかったのに。

後半、私が期待してたのとは真逆のカタチで、リズムだけは変った。
2点目を押し込まれ、ガクンとこっちのスピードが落ちただけのことだ。
2点獲られてスピードも勢いも増すはずが、K.O.からノンストップのスピードは上げようがなかったと思う。
バックパス、かごめかごめ、むずかしいこと・・・・・高まるポゼッション、遠のくゴール、触れば触るだけ増えるミス。
そこからは、とにかく1点だけでもほしかった。
アウェイでの1点。
選手の気持ちはスタンドと同じだったと思う。
けれど、空回りは否めず・・・・苛立ち。
健太とマツのイエローを呼んで、試合は終わった。

関塚さんに、してやられた。
連戦頭で、うちに“どうやって勝つ”か。
川崎の選手たちも、最初の10分で読んで(鹿がよくやる。)、チーム全員が同じ認識で90分仕事したのだと思う。
それは、相澤をおさえてゴールマウスに入った杉山のホイッスル後の様子でわかる。
今年の4月の省エネサッカーは、憲剛が牛耳って4得点。
今日は、不在だ。不在でも、川崎はやってきた。
“憲剛のチーム”と誰もがいうチームの、6ヶ月での組織力の成長。
02年の開幕前、「がんばれ」と壮行試合をしたチームは、
父性の監督の下、
課題修正と成功体験を積み上げて積み上げて、今の“揺るがないチーム”なのだと思う。
「まじ、強くなった。」思いしらされた。

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この試合の、選手・監督のコメントは読んでいない。
もし「修正している時間もないから。」と、書いてあったらがっかりだから。
中2日、中3日の連戦の時によく書かれてる。
「じゃ、いつ整理、理解、共有、修正するのだ?」と思う。
前半と後半のハーフタイムは15分。
そこでも、整理、理解、共有、修正が行われてると、私は思ってます。
だから、サッカーの前後半の変化はおもしろい。
「あと1点獲りに行こう。獲ったらこの試合勝てるぞ。」  どーやって?
15分で、劇的に機能しはじめるチームがある。
日曜の試合を、“後半”とするのなら、ハーフタイムは3日ある。
そこで何も変えなかったら、成長は3日後回しだ。
それなくして、後半逆転は起こらない。

先にリンクした4月の記事は、川崎のことを書いた記事ではない。
うちのジュビロ戦の記事と、神奈川ダービー前の健太の記事に、
ちょっと川崎のことを書いただけ。
その前後の記事を自分で読んでみて・・・・「あららららら」と。
あの時願ってた事が、まだ、今日のピッチに転がっていたりする。
J№1に若いと騒がれた今季のチームのメンバーも、6ヶ月、年を重ねたし、
チームも6ヶ月を走ってきたはず。
ほぼ毎日、マリノスタウンで練習が行われた。
ひとつひとつ、クリアしていかなければ、課題は増えて癖になる。

この3日、どうやって川崎に勝って、11/3の国立に行くのか、
そこだけを“チームで”、できるだけのことをやってもらいたいと思う。

それを期待して、今回は、「前半が終わっただけ。」と考えたい。

ちなみに4月連戦の2試合めは、
功治とサカティの今季最高ゴール、うちとの神奈川ダービーだ。
(読み対決だよ、こーきち君。)

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ここまで読んで、
「そこまで川崎が好きなら、川崎サポになればいいじゃないかっ!」と、思う人がいるのだろうか?
確かに、私は川崎フロンターレというチームが好きだ。
好きだからよく観てきたし、考える。
でもそれで、川崎のことがよくわかるようになる。
わかると、じゃ、対戦でどうしたら良さが消せるか観える。
それが、同じリーグでやる楽しさだろうとも思う。
「マリノスが1番(これはあたりまえ)、他は敵。」では、見えるものも見えてこない。
プレーだったり、クラブの姿勢だったり、サポの資質だったり、
敵視しないで見れば、マリノスのこともよく見えてくるのだと思ってる。
“井の中で風をきる”のは、あまりかっこいいことではないと、私は思います。
敬意がないと、いい試合はできない。
ピッチもスタンドも。
(少なくても、強い時代はどこに対しても敬意を持っていたと認識してます。
相手チームのいいプレーにも、感嘆の声があがるスタンド。)

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すいません、ほんと、長くて。
明日はスケジュールがキツキツです。
だから、も少し書きます。
このあたりで休んでもらってもいいです。
やめてもらってもいいです。


3000本打ったと思ったシュートは24本(川崎11本)、
2000あったかと思ったCKは11(川崎は0!)。
ポゼッションは60%。
それでもゴールネットは揺れなかった。
これは、不運だけではないし、ラストプレーの精度、FW(シュートを打った人)の力量だけではない。
ハマトラSNSのまことさんの日記『将棋的要素』、これが課題なのだと、今日観ていて思ってました。
ようは、単独。
『獲られたら獲り返す』のは、チームでやること。
今は『獲られたら打ち返す』に過ぎないと思う。

あらゆる意味で、
日曜日は、チームとしてのマリノスが観たいです。こーきちさん。
きっと観せてもらえるし、チームで11/3・ファイナルの国立に進めると、
マリサポは信じてます。



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今季は、「伝わりにくいなぁ」と、ちょっと思ってます。
この熱。
チームの井は、サポさえも外?
(言い過ぎました・・・・・ごめんなさい。)


あ、おまけ。
(好みとして、)
まったくリズムを司れなかったプラチナに、私がついつい叫んだセリフ。
「健太が後ろばっか向いてても、なんにも起こらないんだってば!」
終了間際のFK、めずらしくボールに念をこめていた(?)ことで、気持ちはわかる。
(ファジ丸色のスニーカーもいいけども、) そろそろ頼むよ。
去年、14番の復帰がなかったら、私はスタンドで息がつまって窒息してたんだから、たぶん。

(なげーーーーーエントリ・・・・・・・。寝ます!)

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