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三ツ沢は、見抜く。 ~スタンド編 [Marinos *]

昨日の夜中買ってきた『エルゴラ』の大分戦レヴューに、
『この状況下ではいつもより近い観衆の声が焦燥感を強めるという意味で裏目に出た。』
と、あります。
焦らせてましたかねぇ?
いや、焦らせるほどの熱を保持できてなかったです・・・・私は。

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あまり、周りの環境に左右されるほーではないです。
だいたいいつも“雑多ゾーン”にいるというのもありますが、
“自分で(試合に)入り込んでいく”術は、多少なりとも身につけている気はします。
ですが、あの日はダメでした・・・・・・。
これだけ自分が集中を欠いた試合もめずらしい・・・・。

後ろの席です・・・・。
とにもかくにもまぁ、よくしゃべる人でした。
その内容が、状況状況をすべてマイナスに裏読みするよーな、そーゆーので。
よく代表の大一番前に、
情報源はスポーツ新聞の見出しとめざましテレビぐらいなのに、
「あぁ、ダメダメぇ。そんなに強くないだろぉ。負けるよ。(にやり)」みたいに知ったかぶりで口にするよーな人が、
職場にいたりしますが、まぁ、そんな感じです。
「雨がちょっとでも降ったら、来るつもりなかったよ。」
「大分にも勝たせてやりたいけどなぁ。」からはじまり、
「あ~あ、あんなんじゃゴールなんてとれないよ。かわいそうだけど。」
「なんだよ、あれ。」とか、
うちがリードしようが、逆転されよーが、両チームに手のひら返しで繰り返し。
その声が、一緒に来ている女の子たちに聞かせたいんだかなんだかで、とにかくデカイ。
90分、頭上からマイナスシャワーあびっぱなし。
途中、「もぉ我慢ならない!」と、席を移動することも考えたのですが、
「そりゃ、あまりにも悔しすぎる・・・。ひっくり返す!」と意地を張ってしまい・・・。
しかし、ゴールに立ち上がりもしなければ、手拍子さえしない。
その方がしっかりユニ着用なので、びっくり。
愛情のない批評を、現地で繰り広げられると・・・・・げんなりします・・・・。

それで、最後まで“ひっくり返せないまま”・・・・。
ちょうど怒涛の逆転劇にあっている頃に、すでにマイナスにどっぷりで疲れ果てていた頃でした。

そうです。集中してない私をも三ツ沢は見抜いたわけです・・・・。
席が悪かったのか、自分がしっかりしてなかったのか・・・・・。
ゴール裏のコアなところに位置すれば、そーゆー問題は解決されるよーな気はしますが、
90分立って跳ねては、自身の身体の都合上むずかしく、
それであそこに参入するのは、メイワクもかけてしまいますので。

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排他的なのは絶対によろしくない。
しかし、(こんなお気軽な勧誘までしておいてなんですが、)
コアなゴール裏にほど近い場所で、雑多を極めてくるとほんとーに厳しい。
(代表戦から遠ざかっている理由もこれです。)
“ドーパミン系女子”とかは、だいたいジュリエット・ルイス並みに本能の赴くまま気質なので、
はじけ癖のない私などは、むしろ憧れてしまうぐらいだし、
残っていくコは残ってきっと強靭パワー発揮してくれるので、言うほど苦ではない。
(集団で度が過ぎてると退いてしまいますが・・・・。)
つらいのは“勝ってほしい気持ちがないのに批評大好き”な感じの方々と隣り合わせた時です。
押し切って、巻き込めればいいんですが・・・・・
あの日はできなかった。・・・・・・・がっくり。

三ツ沢では、よく逆のことも起きる。
ほぼほぼ同じ場所で、こんなことや、こんなことも。
分岐点の真ん中は、ピッチのプレーにまちがいないのだけど、
あの三ツ沢のスタンドで散漫な状態になってしまうのは、ほんとうにもったいないと思う。
“お客さん”を歓迎しつつも、しっかり巻き込んでとりこんでいくチカラがほしい。

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いろいろ理屈っぽく言いましたが、
単に「ムカついた上に、疲れ果てた。」と言いたかっただけです・・・・。

で、おまけ話があって。
その“愛情のない批評家さま”が、ハーフタイムに飲み物の氷をたっぷり地面に捨ててくれたので、
椅子の下においてたスタバ袋の底に沁みていたわけで。
帰りにゲートを出た坂道で、底がやぶれて水筒が転がっちゃったわけです。
しかし、そこでなんと目の前に“トリパラのジョー”が!
トリパラの先ひとつで、水筒の落下を止めてくれるという感動的なことがありましたっ。
一生忘れません、あのトリパラさばき! ありがとうございました。

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