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サポーターズ・フロー 『心はひとつ』 3 [Marinos *]



【そして、明日、ナビスコ広島戦】

個人的な、そのような状態は、マリノスの試合を観ていると大きかれ少なかれ頻繁に起こる。
時間時間で途切れる試合もあれば、まったくそういう状態になれない試合もある。
自分の状態が思わしくない時は、結果もついてこないことがやっぱりなぜか、多い。

私自身は「私が、勝たせる!」みたいなことは言えません。
ただ、無心になって、目の前の試合に集中して、
トリコロールの選手の1プレー1プレーを見逃さないようにだけは、します。
だから、外からの“雑音”は、たまにものすごい疎ましい。

近々で一番濃く“無心”になれたのは、去年のフクアリでした。
紆余曲折して降格圏から抜け出さんとしていた時期。
(私は行けなかったけど、)その前の日立台とこのフクアリまでは、
去年の最大の“マリノス・フロー”だったと思ってます。
思えば、あの時期も、今日と同じようなニュースが流れていた。
それでも、あの時期のマリノスは、選手もサポも、まったくぶれていなかった。
選手は、ただただ、1週間の成果を試合で出すことだけを考えていただろうし、
サポは、それをしっかり受け止めることだけを考えていた。

今日は『めざにゅ~』で、一報を聴き、
さっき、『エルゴラ』から明日発行の速報メールが届いた。
悪いニュースでは、まったくない。
(むしろ私個人的には、待ち望んできたニュース。)
しかし、「もぉ、ほんと、今は、いいからっ。」と。

同じく、もぉ『開幕戦のリベンジ』というワードにさえ違和感を感じる。

今はただ、
中3日のトリコロールの成果を待ち望んでるだけの気持ち。
その気持ちだけを持って、東横線に乗りたいのだ。

平日開催ですが、都合のつく人は行きましょう!
“今、この瞬間のマリノス”は、今しか観られません。
トリコロール選手のプレーは、
明日も、私たちにサポーター・フローを起こすはずだし、
それがピッチに揺れ戻ると、
おっきな“マリノス・フロー”になるはずですから。

毎度のことながら、
長ったらしくて、まどろっこしくてごめんなさい。
いいたいことは、「明日、日産スタジアムへ!」って、それだけです。
昨日から、突発の急ぎ仕事が入っているので、
なんとかメドをつけて、私も絶対に行きます。行きたいです。
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サポーターズ・フロー 『心はひとつ』 2 [Marinos *]



【『心はひとつ』~04CS第2戦のサポーター・フロー】

04CSの第2戦のことは、ここでも何度も書いている。
『主張と祈り』の戦い。
トリコサポーターは、その日まで2年の“信頼”と“確信”を、祈りにこめて、埼玉スタジアムに持ち込んだ。
第1戦後から、まるで“こだます手拍子”と同じように、
ファンサイトのトップに掲示されはじめた『心はひとつ』のキーワードとともに。

正直、私自身、あの試合の詳細を覚えてはいないのだ。
守りに守って、佑二とマツが画策した通りに馬場ちゃんが1点をたたき出した第1戦から、
ずーっと地続きの、夜中に何度も飛び起きるような精神状態で過ごし、
満を持して美園に向かい、♪ダレ・カンピオンを歌い入場し、
K.O.からの90分+延長+PKの時間は、“空白”で、
気がついたら、渋谷だった。
そして、翌日は泥のように眠った。

場所は、ホームではなかったが、
あれはもう、極限の“ゾーン”だったし、
マリサポが、横国で掴まえたサポーターズ・フローを、
そっくりそのまま埼スタに持ち込んだ試合だったように思う。

本の対談の中で、岡ちゃんがこの試合について語っている。
そこを読んで、私は身震いした。

最高潮に乗っていたレッズとのCSを前に、
岡ちゃんが「この勝ち方しかない。」と非公開にまでした戦術を、
トリコロールは予定外に第1戦ですべて出し尽くしてしまった。
第1戦直後、岡ちゃんは相当悩んで、「ほんと、困った・・・・。」状態だったらしい。

~ 考え尽くしたときに、グラウンドに出て練習している最中に、ぱっと「あ、俺、優勝するな。」と思った。
あのときの一週間半ぐらいの練習は素晴らしかった。
後から周りで見ていた人みんなに「マリノスはすごい練習をしている。」と言われた。
量じゃない。集中力と一体感と、近寄りがたいぐらいぴりぴりしてるけど明るい。
それぐらいみんな生き生きとやっていた。その練習をしている時に「優勝するな。」と思った。
練習してるのが楽しい。厳しいけどみんな笑顔。
なぜ優勝すると思ったかと言われると困る。雰囲気でとしかいえない。 ~


なんだか、ものすごく、私の好きな“マリノスらしさ”だと思う。
第1戦から2戦までの自分の心理状態は、試合の詳細が空白なのに対して、
手にとるように今でも思い出せる。
サポそれぞれが、その気持ちを携えたままそれぞれの生活を送っていたのと時を同じくして、
トレセンでの選手たちが、岡ちゃんに“指導者としてのゾーン”をもたらしていた事。
そして、それが、敵地でフロー状態を呼び込んだこと。
試合から試合までの間の時間、それぞれの場所で過ごしながらも、
選手のプレーを起点に、“マリノス・フロー”が続いていた事。

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起点はいつも、“まっすぐに、今の選手たちをみつめる事”なのだ。




サポーターズ・フロー 『心はひとつ』 1 [Marinos *]

今読んでいる本は、とてもおもしろい。
スポーツという現場での“感性”について考えている本です。
(“得意のロジック”を超えて、ここに名前を連ねているのが、実に岡ちゃんっぽい。)
トップアスリートの“感性”を、いろんな事例を持って解説して、読み解こうとしている。
おもしろすぎて1pがなかなか進まないので、まだ読了はしてないのだが、
マリノスの試合を観ている側として、
何度も経験したことが、「を、これかぁ。」という箇所があったので、
広島戦を明日にひかえて、書いてみることにした。

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【サポーターとしての“ゾーン”突入】

選手には“ゾーン”と呼ばれる領域があるらしい。
(↑長くなるので、リンクを参照してください。
ご存知の方も多いと思いとはますが。)
しかし、この“ゾーン”は、サポーターにもある。

相手にいくら気を惹く選手がいても、対戦となると、トリコロールの選手ばかりが目に入る。
それが増していくと、
トリコロールの選手しか見えなくなり、
もっと増していくと、
トリコ選手間のコンマ秒先のボールの軌道が見えて、ゴールが決まることが予感できて、
「だって、決まるって思ってたもん。」という。
そういう状態を、サポーターの“ゾーン”だと、私は思ってます。

選手の場合も“ゾーン”というのは、
いわゆる“無意識”の“無我夢中”で「何も考えていない」状態のことが多いらしい。
しかし、この“無意識”の状態とは、個人の範疇で終わる事がなく、その先がある。
それが、“集合的無意識”というもので、“ゾーン”は伝染るのだ。
『チーム一丸』とか『一体感があった』というのは、まさにこの“集合的無意識”の状態。
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“ゾーン”は伝染る。
そう、その伝染はピッチを超えて、スタンドにまで伝染る。
マリノスの試合を観ているこの10年弱の間、私は何度も伝染っている。


【こだます手拍子】

マリノスのスタンドで、私がすごく好きな現象。“こだます手拍子”。
一糸乱れず同じボルテージで試合中続く応援のチームは、いまや、多い。
しかし、マリノスのスタンドというのは、そこを超えたところに真髄があると思ってる。

横国(日産スタジアム)はでかい。
大きいので、コアなゴール裏サポばかりが“ホーム自由”にいるわけではない。
いつも熱くコールを続けてくれるコアなサポがいて、
その周りに「試合を観たい」サポがいて、その周りには「ファン」がいて、その外側に「お客さん」がいる。
どこのスタジアムも構成はかわらないのだと思うが、
マリノスのゴール裏は、それが顕著で、スタジアムがでかいだけに広範囲に“取り囲む”状態になる。
あくまでも核は、ゴール裏4Fのコアなサポーター。そこがあってこその話なのだけど、
試合が進むにつれ、トリコロール選手のプレーに対しての“反応”があらわれはじめる。
1プレー、1プレーに起こる、ため息や歓声。震えだし、うねりだす空気。
横国(日産スタジアム)の観戦の醍醐味は、ここだと思ってる。
コアなサポからお客さんまで同時に「ここだ。」と思う瞬間、
手拍子がものすごいスピードで音量をアップしていく。
その中に身をおいていることの身震い。
そして、これが、(傍からみると)ミラクル(と呼ばれる)な結果をかなりの確率で上げる。

私は、たいていの場合7Fのファミリーや「お客さん」の多いところにいるので、
そのボリュームが上がる詳細を見ている。
前半、飲んだり食べたり語ったりしていたお客さんが、
試合に集中しだし、声をあげはじめ、こちらの手拍子につられるように手を打ち始める。

ホームで優勝を決めた試合は、もれなくこの“こだます手拍子”現象が起きていた。

これが、“ゾーン”の伝播、個人的無意識から集団的無意識、
トリコロールの選手のプレーを起点にして、スタジアム全体や空気、時間をもつなぐ“グループ・フロー”なのだと思う。

「ミスがミスでなくなる」「時間がゆっくりになる」「あたりまえのように必然であったかのように何かが起きる」
「なにかに導かれるように」「流れにのるように」

これが、満員に近い横国でしか起きないかというと、そんなことはなく、
23000だろうが、17000だろうが、起きてしまうのが03-04シーズンだった。
それは、度重なる経験からの“信頼”と“確信”が呼んだものだと思う。

その経験があるから、
私は、今も7Fで、チカラいっぱい手を打っているのだけど。




今朝のシャバは、騒がしいな。 [Marinos *]

佑二は、身体のことを第一に考えれば、よーし。

坊ちゃんは、今は、ハーツ戦のことだけ考えれば、よーし。

トリコロール選手とマリサポは、明日の広島戦のことだけ、
考えれば、よーし。

な、火曜日。

西部さん、絵もお上手。 [J LEAGUE *]

水曜日は広島戦。そして、週末はフクアリ。

開幕戦のショックは、私にとってとても大きかった事は、
激怒して、落ち込んで、落ち込んで、逃げて、でもけっきょくはトリコロールに戻るの巻の、
その週の記事を観ると、わかる。
その後も延々とアルカノイドをやって、動体視力は鍛えた(?)。
のど元をすぎてしまって振り返ると、「ものすごい、ジタバタしてるなぁ。」と、
多少恥ずかしくも、なる。
しかし、シーズン中なんて、どーしても一試合に一喜一憂だ。
理屈なく、そーなる。そりゃ、しょーがない。
(整理がつかないと、記事上げが多い・・・・。
土曜日からの記事だって、あっちいったりこっちいったり右往左往で、すでに赤面ものだ・・・・。)


ジェフは広島に勝ってるんだよねぇ。
あの日は、「うっぉぉぉぉ!やったぞ、じぇーーーーふっ!」でした。
その試合のことを、西部謙司さんが書いてらっしゃいます。
いつにもまして、わかりやすい。
広島の試合のダイジェストなどを観ていると、
「だからさぁ、なんでいつもお前なんだよ、マ・キ・ノ!」なのだけど、
そーゆーことだったのねぇ。
そして、“ラヴな血管”のアレックス・ミラーは、そーでたのかっ。
わかりやすいなぁ。
(今のこーきち君の頭の中も、西部さんに教えてもらいたい。)

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“わかりやすい。”って、いろいろある。
私にとっては、西部さんはわかりやすい。
だから、『サッカー批評』とかの担当されているところは、一番に読む。
“わかりやすい。”とゆーかぁ・・・・「を、求めていた味!」、みたいな。
相性だと思うんだけども。
ものすごい緻密にデータとか並べられても、「あ、いや、そこまで求めてないです。」ってなる文系。
「気持ち、気持ち、最後は気持ちぃ!」ってなると、ヒーーーーってひいちゃって、
「気持ちだけで、どーにもならないこともある。」と、曲がっていっちゃうあまのじゃく文系。
詩的な要素とかでアクセントつけてくれて、理解ってゆーより、
「ニュアンスで感じられれば一番わかりやすい。」な甘いところがあるので・・・・。
たとえば、好みのコーヒーを探すときに、
「南米より東南アジアの豆で、炒り方は〇〇で。」とかより、
「なんか、“大地に近い感じ”のやつ。」のほーが、しっくりきます。
それが、あとでスマトラ方面の豆が好きなんだな、と、わかればなおいい、みたいな。
西部さんは、サッカーを言葉で伝えるプロなので、
「南米より東南アジアの豆で、炒り方は〇〇で。」ってことも、きっとわかってらっしゃるんだと思うんだけど。

だから、
何年観てても「戦術のことは、よくわかりません。」の女子(私か・・・)にも、
くちあたりいいし、あとから、似た事に遭遇すると、「あ、こーゆーことかぁ。」と、わかったりするので、
おもしろいですよ、きっと。

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対戦の前の相手の試合は、なるべく観るようにしている。
私ごときがスカウティングなどできるわけがないので、
ただ、『より対戦を楽しめるよーに。』です。
「相手どーのより、まずうちのサッカー」なんだろーけど、
そーやってると、リーグ全体がわかるような気(気だけだけど)がして、楽しい。

ジェフ(と川崎)の試合は、なぜか対戦前じゃなくてもよく観ている。
問題は、広島vs山形
寿人のゴールないものの、柏木・槙野・高萩って・・・・。
観てたらブツブツ発疹しそーなオールスターズ・・・・・。
(このあたりに早々に決められて、あのパフォーマンスされたら、もぉ・・・・・。)
“朴とつ山形”が、あれにやられたと思うだけで、ブルブルする。
この時期、広島寄りの岡山に出張(デニムの産地なのね)したことがあるが、
あの太陽の近さは・・・山形産の私にはつらかったなぁ。
しかし、どうやら、後半はおもしろかったらしいのだ。
“リアルはえぬき”の秋葉が1点返してるし。
なので、5:00からの放送を予約して寝る事にします。

もちろん、水曜日は、勝つ気で行きますからっ!

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北京五輪予選の時、あんなにかわいらしく見えた柏木だが、
J1に昇格して、いざ対戦となると、
最近は、ダイジェストなど見るたびに「ファルコンにしか見えねー。」などと言ってみるのも、
女子サポのご一興である。

タグ:マリノス

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