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『闘争人 松田直樹物語』 [Marinos *]



「そそ、そ、ほんとバカ。」
「あんたって、人は・・・・。」
「もぉぉぉぉ、どーしよーもないんだよ、まったく。」
「ほんと、懲りないってゆーか、学習しないってゆーか・・・。」
と2ページに1回は笑いながら罵倒しているわけですが、
始終、うっすらと涙が。
マリサポであれば、読んでる時の態度は大きくかわんないかもしれないです。

toricoballine3.jpg

ここのコメント欄にも書いたんですが、
一昨年ぐらいに、ふと、
「マツ、なんか背中がちっちゃいよ・・・・・。」と思ってたことがありました。
だいたいにおいて、自身がマリサポになったきっかけの選手(1/2)なので、
ずーーーーーーーーーっと観てるわけで、
いい時も悪い時も、「あの3番の背中があれば、だいじょーぶ!」だったんです。
その背中がはじめてちっちゃく見えたので・・・・不安でした。
マツが、とともに、チームも。
それでも、「いつか絶対戻ってくる!」と、どこかで信じていたわけで。
そう信じさせちゃうのが、マツなんですな。
その後、「俺はいいから。みんなのできないところを俺が。」みたいになって、
「をいをい、隠居気分じゃ困るんだけど。」と思ってたら、
あれよあれよとやっぱり前面に戻ってきてくれて、
去年終盤(真ん中に戻ったぐらいから)、またあの背中が。

ま、ここ見に来てくれている方なんて、ほぼほぼマリノスサポやファンなんで、
何書いてもご承知の通りだと思うので、ご本の内容については多くは書きません。

人には払いきれない業とかクセとかあります。
私もあります。
「わかってるんだけどぉぉぉぉぉ。」っつーやつです。
マツの場合は、その「わかってるんだけどぉぉぉぉぉ。」までもが、
むしろそれがあるから、愛されつづけてしまうというのか。
だいたい、人間なんてその“どーしよーもなさ”と一生連れ添っていきてくのです。
でも器用な人はその“どーしよーもなさ”をうまく隠す。
マツはその“どーしよーもなさ”を隠そうとしないとゆーか、隠し切れないとゆーか。
だから、マツは愛される。
稀有な選手です。
そんな爆弾みたいな選手が、15年も在籍して、顔になってるマリノスも、
よっぽど稀有なクラブなのだと思ったり。
コミや勇蔵のコメント部分を読んでると、
「これで成り立っちゃってるわけですよ」と、思います(笑)。

スタッフコメントに『(過去のことが嘘のようです)いまのところは。』ってあります。
はい「いまのところは。」です。
だってぇ、反省とかして自重したり地道になったりすると、逆に調子おとしたりとかぁ。
「もぉ、カードなんかもらわない」宣言の時のプレーとか、「をいをい」だったし。
いやいや、スタッフもサポも信頼してないよーで、その信頼は絶大です。
だって、性懲りもなく“ちゃんと戻ってくる”ことだけは実証済。
プラスマイナスの振り幅がマツじゃなくて、
何があっても“チームのために這い上がってくる”それこそが、松田直樹です。
マツを観つづけるなんて、そーとーのマゾっけというか、
(言葉悪いですが)“極道の妻”並みの耐性が必要ですから。

ま、その時は聞き入れよーとはまったくしないけども、
ヤスとかユキヒコの他に、
知らず知らず高くなる鼻をペキーンっ!ていう役は必要ですかね、チーム内にも。
『やれよ。』『やれねえよ。』の那須君は有力だったんだけど、やっぱ、勇蔵かな?
(後継者にそういう役を頼れるのも“マツだから”です。)
「あんた、調子にのっててあぶない。」勇蔵なら言えそうだ。

このご本が出たからといって、それだけで、
岡ちゃんは代表招集検討はしないと思います。
でも、ユキヒコもコメントしてますが、
『(何試合に1回は)心技体がすべてそろうとき』のマツは、
今でも№1ディフェンダーだと、私は思ってるし、
マツが代表を離れてから、
「ほらなぁ、マツがいれば防げたのにっ!」と言うのが代表失点時の常です。
(ドイツW杯の時なんて、そればっかりでした。)
なので、
代表招集を目標にしながら、
私がずーーーっと自信を持ってそう叫べるようなプレーを、
マリノスで続けてください。

(佑二もジロも馬場ちゃんもそーだけど)
30超えよーが、プロサッカー選手なんだからね。
サポは、「三十路だからぁ」なんて、みちゃいないし、
逆に「ベテランなんだから」って、観てるんだから。
(自分たちで『おっさん』とか言わなくてもいいっつーの。)

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あったんですよ。
新宿から湘南新宿ラインで川越えようかと思ってたら、
通勤ラッシュにぶつかっちゃって、
「うーーーー。」と、自分ちの駅で降りて、
昨日はなかった駅ビルの書店に、「もしかして」と寄ったら。
ま、でも、ヒデとか赤いチームの旧本の間に1冊だったけど。
を、初版だっ!
全国の書店のみなさん、これは、面出しでお願いします!

で、その書店の隣りレジで、
ものすごい派手にバぁサバサバサぁーと、本をカウンターに広げて、
「商品券でっ!」って、すっごい大きい声で、
あまりの自己主張っぷりについ見ちゃったら、
全部赤いチームの本だったわけで。
(別にサッカー本専門店ではないです。)
その方も、私の買ってる本を見て、
次の瞬間「キッ!」って目力変えられたので、
『やられたらやりかえす』マツ精神(?)で、「6/21よっ!」と目に力を入れてみた。
でも、それじゃあ大人げないんで、
うちのチームらしく(?)品位と敬意をもって、
「ごきげんよう」なんつー笑顔をみせて帰ってきた。



タグ:松田直樹
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『闘争人』消息不明 [Marinos *]

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昨日、渋谷。今日、新宿。
全滅です。

やはり、多摩川・鶴見川を越えたところまで捜査範囲を拡げるべきか?

いったい、初版は何冊だったのか?
こりゃ、トリコロールの3番のチカラ、みくびりすぎぢゃろ?
ま、先行販売で買わなかった私がワルイ、よな。

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このあと、ハンズとかぶらぶらして、
あげくここでJSH.jpg別の本をしばらく読んで、
「増版待ちかぁ・・・・」と、あきらめたんですが、
あったんです。
試合は最後まであきらめちゃダメってことです(ちがっ)。


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