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なかば腹を括る事にしました。 [Marinos *]

昨日のユーロ決勝のスペインを観ていて、
「しゅごいよぉ、うますぎるよぉ。楽しすぎるよぉ。」と、うるうるしつつ、
やっぱり、自分のベースであるうちのチームの現状を、
頭の片隅で考えてしまう、チームサポ。
「44年にくらべれば、まぁ、まだ数ヶ月なんだし・・・・・。」などとも思ってみたり。
うちの選手たちだって、あのファイナルは観ていたはずだし、
「しゅごいよぉ、うますぎるよぉ。楽しすぎるよぉ。」と、思ったに違いない。
しかしぃ、同じ競技で人に喜びを与えているプロなのだから、
私と同じレベルで感動して、終了してしもらっては・・・・困るのだ。
そりゃ、歴史は違うが、同じ11人で、同じルールのもと、同じ競技をやっているのだ。
“かごめかごめ”解消のお手本が、
こんなに感動的に存在しているではないの!
貪欲に観てくれよぉ。

なんだか、昨日の試合を観ていて、なかば腹括りました、私。
どーしてもどーしても、ポゼッションの高いパスサッカーを続けるというのであれば、
もう、それでもいいです。
どんなに完成度が低くても、どんなに成長が遅くても、がまんして観つづけます。
それが、現監督を招いたクラブの決意なのだろうし、
決意したってことは、それを“らしさ”に繋げたいという覚悟なんだろうし。
選手も「いいサッカーはできている」と思っているフシがあるし。

ただ、“これだけは”という願いはあります。
★残留争いだけは、避けること。
  (もう、あの苦しさは・・・・・・・・・・・・・・・耐えられないです。)
★いくら勝てなくても、チームがばらばらにならないこと、最後のホイッスルまで戦意を失わないこと。
★現所属選手の能力が、ちゃんと活かされること。
★ホームゲームの勝ち越しだけは死守すること。
この4つが維持できれば、今年はOKとする事にしますわ。
(いっちゃあなんだけど、下方修正なんで。)

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兄が、ブログに磐田戦の総括をしてましたが、
なんだかちょっと物足りないのだ。
「それはぁ・・・・当たり前っちゃー当たり前のことじゃん?それができてないの?」って感じです。
意識しなくちゃいけないのは、“味方をよく理解すること”のような気がします。
システムやスタイルやポジションは、ある意味監督の手中にあって、
そのベースを持って、選手がプラスαをピッチでやれるのは、
“活かしあう事”しか、ないんだと、やっぱり思うけど。

スペインのかわいこちゃん(トーレスね)が、あれだけオフサイドをくらいながら、
それでも何度も前に走るのは、シャビがボールを出してくれることを信じているのだろうし、
シャビだって、「トーレスなら抜ける」と、わかっているからなんだと思う。
(トップがラウールだったら、たぶん違う選択をすると思う。)
どーかしらねぇ・・・・・・。

ゴールに向かう貪欲さは、個人の物ではないわけですよ。
キープするっていうのは、流れを止める技ってことじゃあないでしょぉ。

と、圧倒的にスピードに対する意識が欠如している気がしてならない。
パススピードも動きや判断スピードも。
もっとスピードを意識したら、相手に固められることもないし、
ゴールに背を向けた足元パスばっかりにならないとおもうし、
ゴール前での余裕もできる。
パスの高さ、速さ、長さの選択もできる。
うちには残念ながらトーレスはいないけど、サカティはいるじゃないのぉ。
(サカティは、あきらめずに走れ!走れば、パスを引き出せる!
オフサイドなんて、100回もらってもいいぞ。)

後半は、個人的な好みの問題になるので、
他の道があるのなら、それでもいいです。
でも、私も“好み基準”で、お金を出して観戦しているので、
この水曜日、日曜日は、この2点について観てみたいと思うっす。

あぁ、腹くくったら、ちょっとやる気が出てきたわ。
チケットかっとこ。






¡Es bonito! ¡España! [all over the world *]

昨日の明け方は、ひとりで大騒ぎでした。
マリノスと日本代表以外の試合で、
あれだけキャーキャー言いながら観戦した試合は、これまでなかったです。

“すばらしい”としか、言いようのないスペイン、ユーロ優勝。
決勝まで全勝で、どんどん期待は高まるものの、
これまで何度も何度も期待しては、「あららららぁ。」
美しいパスサッカーは、トップには立てないのか?と、
誰もに諦めと「でも、いつか。」という夢を与え続けた国の、堂々たるファイナル。

スペイン国民はもとより、
たぶん、世界のサッカーファンは、ドイツ国民以外ほとんどが、スペインを応援しているんじゃなかいという中、
期待以上の内容で楽しませてくれた上での、優勝。
無邪気な頑固さで、貫き通した“らしさ”。
そのチカラは、強靭で、
頑固さではひけをとらない“ゲルマン魂”をも、くいつくした。

誰もが、“スペインらしい”といえば、同じようなサッカーを思い浮かべるのだと思う。
それは、ある時は、足かせやプレッシャーやストレスになっていたのだと思うし、
そこに打ち勝つ事ができずに、トップを逃してきたのだろう44年。
昨日、ピッチに立っていた選手たちは、ずーっと、その母国のサッカーを観つづけていたのだろうし、
ちゃんと、“誇り”を“憧れ”を持ちつづけていたのだろうな、と、思います。
なぜなら、スペインのプレーヤーにとっては、
それが“あたりまえの”サッカーであり、“いつもそばにある”サッカーだったから。

11人が、これだけ同じボールの軌道をイメージして、一瞬の隙も見せずに動きつづけて、
90分のすべてのプレーを紡いだ結果としての、ゴール。
ほんとうにすごいことだと思う。

サッカーという競技のおもしろさを知る人たちの、ある意味“理想”が、
昨日のウィーンにあった。

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サッカーという競技は、やはり、“国”の表現メディアとなりうるのだ。
競技内のトレンドに適応しつつも、
イタリアはイタリアの、
ドイツはドイツの、
ブラジルはブラジルの、
アルゼンチンはアルゼンチンの、
イングランドはイングランドの、
オランダはオランダの、
スペインはスペインの、
歴史と“今”を映し出すかのような、それぞれのサッカー。

「なんてすばらしいスポーツなのぉ!」を、実感してしまったユーロ08ファイナルでした。

タグ:ユーロ

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