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今、最高のトリコロールを! [Marinos *]

日付変わって、3日間のハーフタイムの最終日になった。

水曜の等々力の終了ホイッスルから1日目、
悔しさ、落胆、とまどい、混乱、入り混じって、
振り返り、憂い、叫び、後悔、涙、議論、我慢、停止、抵抗、反動、衝突、もやもや、・・・・・・・・・・・・。

そして2日目、それぞれがそれぞれのところで動き出した。
スニーカーを新調してみる。
(いつもの)“現場”に向かう。
熱き日のゲーフラを取りだす。
ポスターのメンテに向かい、手書きで想いを加える。
決戦の地で、断幕の作成に入る。
言葉を選び、呼びかけ、答える。

誰に頼まれたわけでもない。
それぞれがそれぞれの方法で動き出している。
「何かせずにはいられない」のは、“大切に思う心”。

今日、3日目もそれは続き、抑えながら抑えながら熱は増していくのだと思う。
告知配布に向かう。
マリノスタウンで想いを伝える。
ポスターのメンテを続ける。
想いの詰まったユニを選ぶ。
タオマフを洗う。
天気を祈る。
仕事や家事の調整を急ぐ。

3日間で、それぞれがやれるだけの“準備”を進める。
誰に頼まれたわけでもない。
「何かせずにはいられない」のは、“大切に思う心”。

すべては、F・マリノスのために。

それぞれの中でパンパンに膨らんだ“準備”は、
日曜日、ホームに結集し、
そこに居れない友の想いをも受け止めて、
ひとつになり、なお大きく大きく、スタジアムをおおう強い意志を持った空気に化ける。

4日前、誰よりも悔しい思いをかみ締めた戦士たちの“準備”は、
その空気によって、自信に溢れた闘志に化ける。

新横浜、初秋の上空でそのふたつが出会った時、
今、最高のトリコロールがピッチに現れる。

09/9/6 日産スタジアム 18:00 
ナビスコカップ準決勝 2nd. vs 川崎フロンターレ 
nabiQF.jpg
今、最高のトリコロールを出し尽くすために、結集せよ。

『想いは、ひとつ。国立へ!』


ダンボールを広げながら、モップを持ちながら、
昨日は、携帯を手ばなすことができなかった。
まばたきする間もなく、それぞれの“準備”が伝えられたから。
「みんな、何かしないではいられないんだ。」と。
過去10年分の試合録画。
インデックスを見てると、
その時の空気が手にとるように鮮明に思い出せる“特別な試合”が何試合か、ある。
それは、そこにいたからこそ手に入れた感覚。
今のこのざわざわとした感じは、その特別な試合の前ととても似ている。
もちろん、駆けつけられない人もいる。
私も、この試合が終われば、簡単には駆けつけられなくなる。
現場に居れない者の想いの強さも、この3ヶ月で痛いほど思い知った。
現場にいる者は、その想いも受け止める役目もある。

だからこそ、
明日、駆けつけられる人は、やっぱり駆けつけてもらいたいと心から願う。
それぞれの“準備”を携えて。

私は、今日も、決戦に間に合うように目の前の作業を進める1日になる。
たぶん、携帯を離すことなく。


私は、今季こそ、今季だからこそ、ナビスコがほしい!



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コメント 4

まりん

本当にそのとうりの気持ちの紆余曲折がありました。
行けない自分ですがチーム、選手、仲間、そして自分の心を信じて待ちたいと思います。
職場にユニ、タオマフ、トリパラを持って行き共に闘おうと思います。

諦めなんていらない。
最初はやっぱり気持ちが必要ですよね。
by まりん (2009-09-05 00:49) 

raichi

ここにもいた。何かしないでいられない者。
ふっふ、ふ。

なんでも“気持ち、気持ち”で終わらせる指導者や解説者は、
私、正直苦手です。
前日に言いたくはないけれど、今の川崎は一枚も二枚も上手。
それは受け止めた上で、最大の武器は“気持ち”なんだと思った。
なりふりかまってられないです。

3点なんて、残り10分で入ることだってある。

タスキとバトン、渡すんで、
11/3のお休み確保を!





by raichi (2009-09-05 01:00) 

KIKO

初めてコメントします。

raichiさん、オイラはあなたのこのブログが大好き。
冷静だけどめちゃくちゃ熱いあなたが大好き。
距離ができてしまうことになっても熱い想いと愛で
アップし続けてくれるあなたが大好き。

オイラは子供の頃から、自分が本気で願うことは決して
実現しないという変なジンクスがあって、
マリノスも本気でスイッチが入ってからは下降線。
オイラは応援しない方がいいのかなと本気で思ったり。
それで等々力ではしばし声を出すことを飲み込んでしまった。

でも長年のジンクス的なネガティブ感覚を捨てなきゃ
いくらゴール裏で声張っても本当の応援にはならないものね。
それをraichiさんが教えてくれました。
これからはマリノスを、選手を信じる。
ひたすら勝つことだけをイメージして声張る。

オイラのそばにも、年チケ持ってても実際にはなかなか
スタジアムに来られず携帯を握っている人達がいます。
オイラ自身も以前はなかなかスタジアムに行けませんでした。

現場にいられる者はダイレクトに選手達にエールを送れる者。
日曜の日産、頑張ります。

by KIKO (2009-09-05 02:13) 

raichi

KIKOさん、コメントありがとうございます。
KIKOさんのような方が、ここを見てくれていたと思うと、
とってもうれしいです。続けててよかったです。

私は根があまのじゃくなので、
真正面からモノゴトをとらえたり気持ちを伝えたり表現したりが、
実はものすごいはずかしくてしかたがない。
よくスタンドで、結果負けたりすると「ほら、やっぱりねぇぇぇ。」とか、
言ってる人がいますが、
まぁ、そんな感じだったかも。予防線気質。
(観戦とかサッカーとかじゃなくて、日々の事に関して。)
今でもナナメっからモノゴトを見るのは楽しいと思うけど、
“真正面向くときは向く”、ってことがとっても大事でステキなことだと、
トリコロールが教えてくれたかも。
(そんなんで、このブログもちょっと分裂症です。)
それは、真正面向いた時に、
ちゃんと答えを返してくれたピッチがあったからだと思います。
01年の状況は「ほら、やっぱりねぇぇぇ。」じゃすまない状況でしたから。
それがあってこそのその後の連覇。
どの試合も同じ“二度とない試合”なのだけど、
“最高の場所”は人の気持ちを強くしてくれることも知りました。
本気で想うこと、願う事のチカラ、
それが集まることで巻き起こる底知れないチカラを、
マリノスは経験させてくれました。
あの場所にいることの身震いを、たくさんのマリサポが味わってくれるといい。
(マツやサカティも、今がんばってる若手に同じ事を思ってるかもしれないです。)

あのチカラを起こすには、なりふりかまわず“真正面向くときは向く”が大事なんだと思う。
(それぞれの方法で。
トリコロールのスタンドは“それぞれ”が自然融和するからすごいです。)

日曜日は、“真正面向いて”いきましょー!

年チケと携帯を握らざる得ないお友だちにも、
できることなら、日曜日はなんとかして駆けつけてほしいけど、
駆けつけられなくても
“真正面で祈ってくれ、俺が受けとるから”と、伝えてください。

by raichi (2009-09-05 08:06) 

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