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引越し作業隙話 その2 [footballistic *]

☆サッカーバブル期の雑誌☆
Image019.jpg

昨日の等々力から3日間のハーフタイムに入ったマリサポのみなさんに、
小ネタ、お送りいたします。
6日のK.O.に“自分ピーク”を持っていくためには、調整が必要ですからね。

手のひらが痛いのは、昨日の手拍子のせいか?引越し作業のせいか?
(まちがいなく前者です。)
ってことで、絶賛引越し作業中ですが、
なにせ物持ちの良すぎる(捨てない←ものぐさ)私なので、
ひと部屋が倉庫のよーな状態で、
不用品を回収してもらうのに、おそろしいことになってます・・・・。
(ゴミと判断したら、すぐに捨てることをお薦めします。
“宝物”と思って買ったものも、ある日ゴミになってたりします。
その前に、簡単に買わないことだなぁ。ここ数年は、ほんと、モノ買わなくなったんだけど。
それまでの積み重ねが・・・・・・。)
で、上画像のよーな、
自分も忘れていたよーな物が続々でてくるわけで、
破棄と判断するにはあまりに惜しいサッカーバブル期@ニッポン時代のサッカー雑誌。
ペラペラやってると、作業進まないのですが、
これがなかなかおもしろかったので。
「うっわーーー、持ってた持ってたぁ」の方もいらっしゃると思うし、
「何?これっ?」なお若い方もいらっしゃるでしょー。
時系列で。

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Image018.jpg『Soccer Winners』/2000/新潮社
フランス映画のパンフのよーなトルシエの表紙。
シドニー五輪・アジアカップレバノン後の発行。
選手も出てますが、ま、トルシエ本。
これは、単発だったと思う、たぶん。
新潮社ですから、ほとんど字です。
読みましたよ、隅から隅まで(覚えちゃいないけど)。
“異論・反論・トルシエ論”とか。
買わせたのは、巻末。
最高に好みルックスのじじい“Aサッキが見た日本代表”。
執筆陣もなかなか豪華、ラヴ・西部さん、書いてます。

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Image015.jpg『日本代表SPIRITS』/2000~?/ネコ・パブリッシング
これは、けっこう続いた雑誌ですね。
メールマガジンの発行とかもしてて、その告知画像の携帯が時代を・・・。
代表雑誌。代表選手満載。
なんだかサイズ的に『ロッキンオンJAPAN』的な。
なんで、電車で読むにはよかったです。
(買ったのは2~3冊だったけど。)
シドニーあって、レバノンあって、「さぁW杯まであと2年!」みたいな。
なかざー先生もまだ緑色です。Image016.jpg

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Image013.jpg『シュンスケ!』/2000/小学館
出てきました。スペインに行った人のムック。
当時の人気っぷりが思い出されます。
シドニー経由のマリサポなので、もちろん大好きでしたが、
「はずかしくて、ぜってぇーーー買えねぇ。」と思ってたら、お友だちが買ってくれました。
なにがはずかしいかとゆーと、ま、オンナこども目線の編集だからです。
母性本能くすぐり系のプライベートフォトは、もぉ、狙ってるのは女性だけでしょー。
プライベートなのに東戸塚のスパイク部屋なんだけど。
と思うと、やはり全国のサッカー少年の憧れだったので、
テクニック講座ページとかなかなか充実。
プレーごとにコマワリ写真解説。
さすがマリノスケの母(父?)小学館です。
(マリノスケの人気も絶大だった。学年誌に連載あった覚えがありますが。)
パティークの詳細説明を見て、何人のお子たちが親にねだったことだろー。
しかし、女子はImage014.jpg
こーゆー写真にふらふらしてたんですね。
ま、一緒に写ってるコをみると、この頃から“交際”はあったのでしょー。
「みょーにしゃれた犬だなっ。」と、思ってました。
“生まれかわったらなりたいもの”は、3位・社長、2位・女優、1位はイチローです。
理由は“年俸がいいから”・・・・・・・はい、はい。
(いぢわるでいってるんじゃないです、から。)

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Image017.jpg『フットボールアスキー』/2001/アスキー
アスキーっぽいです。アスキーですから。
単発。
戦術中心の巻頭は、とてもアスキーっぽい。
フォーメーションの系譜とか載ってます。
トルシエ論はもとよりですが、
オシム登場前に“日本人に最適のサッカースタイルを求めて”で、
髭のセレーゾ、黄金ジュビロの鈴木さん、西野さん、出てますね。
選手はアテネ世代。阿部勇樹とかハネケン、前田、飯尾、青木。
みんな今は、チームの中心ですからねぇ。
そのあとが“14インチのなかの熱狂”として、
倉敷保雄さんが12pも語ってます(買わせたのは、これでした。)
いやー、今読んでも楽しい。やっぱりサッカー観戦こーゆー姿勢を忘れてはもったいない。
その後ろにはトルシエジャパンの1000日の試合記録、とても詳細。
アスキーのアスキーたる部分は巻末。
サッカーサイト紹介が、“デジタルサッカー宣言”として17p。
ここに紹介されてるサイトが今どれぐらい続いているのかは?ではありますが、
皮肉にも、このあたりが“サッカー雑誌の役割”の分岐点だったかも。

私もサッカー好きにならなかったら、PCいじらなかったです、たぶん。
どのスポーツよりネット率が高いのが、サッカーだと思う。
(その中でも、Jでは、マリサポは上手にネット利用してきたのだと思います。
掲示板→マリノスリンク→FMBH→SNS→?。
これは、ある意味サポカラーでは?)
ネットの方が速いですし、サッカーのサポなんてマス眼よりマニア眼だから、
とにかく細かい、求める情報区分が。
だから、紙よりネットだったんだと思います。
私は基本、本好きなので、紙には紙の役割をもってがんばってもらいたいなぁ、と思ってますが。

この間、ひさしぶりにso-netのスポーツブログランキングを見たら、異変が。
トップ10のほとんどが野球。BMXってやつですね。
このブログをちゃんと更新していた3ヶ月前には、総合と数チームしかなかったので、
おかげさまで一桁ランクとかいただいててこわかったのですが、
チーム数が増えたらしく、サッカーサポブログのランキングがその分うしろになってました。
サッカーサポブログのアクセス自体が落ちたのではなく(ここはともかく)、
野球のそーゆーサイトが少ないから、集中してるんだろな、と思ってます。
かといって、ランキング落ちたからといって、そんなに気にしないのもサッカーファンの気質でしょー。
“多くの人に”に抵抗があったりするあまのじゃくが多いので(あ、イメージです)。

話がワキにそれました・・・・ごめんなさい。

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飛んでこれは2003年もの。
日韓も終わって(残る人はJに残り)、祭りのあとのバブルも末期です。
Image021.jpg『Footival』/2003~/ソニー・マガジンズ
ノリにノッてた、マツ。
これ、創刊号ですから。
告知が大々的で、あちこちでユニじゃないマツに出会うので、
ものすごいはずかしかった・・・・です。
巻頭11p、マツ。
で、その頭が表紙みたいなファッショナブルフォトグラフ。
よくありがちな“なんちゃって”ではなく“マジ”です。
スタイリングしてるのが某・野口さんですから、ソニマガは本気だったのですね。
ポスターまでついてます・・・・はずかしくて、広げた形跡もありません。

ずーっとアパレルだったので、
シドニーあたりから何度か社内でサポ(観戦者)向けブランドのプレゼンやったりしてました。
プレゼン下手だったのでしょー、理解に苦しまれて、でっかくは実現せず、
ちょこまかこっそり出してました(超防寒アーミースカートとか、トリコボーダーバスクとか)。
「もっとスタンドが楽しくなればいいなぁ。」と思って。
ファッションとか音楽とかとリンクしてったらサッカーももっとおもしろいのに、と。

この時期がそうだったのだと思います。
自国開催終わって、なんだかマニアックな人がサッカー市場に残った?の、かも。
SOPH.とか出てますね。“アートとしてのリフティング”クラブイベント。
願ってはいたものの、巻頭のマツとか見ちゃうと、
「やっば、やっぱはずかしい・・・・」的。
「サッカーがクイモノ的に使い捨てられるのも・・・・」的、思いとか。
でも、内容はなかなかおもしろい。サブカル入ってますからマスではないんですね。
『スウィッチ』とか『バァフ・アウト』(昔お世話になりました、はい。この場を借りて、その節は、ども。)的な。
いとうせいこうちゃんが連載もってました。
坊ちゃんも。坊ちゃん連載も↑小学館ムックと違って、けっこう読ます連載でした。
自分で撮ってたらしい写真もなかなかセンスがよろしく。
(たぶん、本になってるでしょう、これ。)
阿部勇樹のグラビアとかも、ものすごいジェフ(当時)っぽくて。

ただ、残念なことに、とても質の失速が早かった。
創刊2号は、(表紙・中田コでしたが・・・・・・)買いませんでしたね。
役割が違ったんでしょう、紙としての。
サブカル色が強すぎて。
ま、私もはずかしかったぐらいなので。

この年、マリはリーグ完全制覇しますが、
この号が出た頃から、マツは怪我続きと精神的に。
サッカー選手してしは、あまりいい年ではなかったですね。
完全制覇のインタヴューで、その悔しさを話してました。
「俺自身は、なんの仕事もできてない。」的。
(最後の最後は、マツいればこそっ!だったんだけどね。)

いやぁ、でも、こーして今見ても、いい男ですわ(笑)。
裕介(センスリーダー?)とか健太(おされりーだー?)とか、見たことあるんですかね、これ。

その巻頭グラフの中に1枚、大好きだった写真があって。
これ見つかっただけでも、今日はうれしい。
Image022.jpg
Wolfgang Tillmansの写真大好きですが、“風”ですね。
“ファッション”に負けない存在感。スネのかさぶたと紫の親指。
アパレルの嘘っぽさに疲れてた時期だったので、
ジーンときたのを覚えてます。


toricoballine3.jpg

今は、『エルゴラ』と特集によって『サッカー批評』を買うぐらいですが、
この頃は、月に何冊かってたんでしょーか?
横浜に通い始めた頃で、すでに“いい大人”だったのに、
まったくサッカーのことはわからなくて、
そのうえ、まったく周りにサッカー好きは皆無で、
で、人つきあいは苦手分野で。
それでも「知りたい、知りたい。」という好奇心だけは尋常ではなかったから、
ほんと、たぁーくさん読みました。
今は、どれぐらいのサッカー雑誌があるのか把握しきれてませんが、
この残された雑誌たちを見ると、
「ほんと、サッカーって、いろんな楽しみ方が許されるのね。」と、
今さらながら思います。

そーいえば、あと1冊、ものすごい“なごみ系”のやつ・・・・あったな。
あれ?どこいったのかしらん???

週刊的なモノはその都度捨てたつもりでしたが、
それでも積み重ねて50センチぐらいはありました>サッカー誌。
本も入れると、メーターはありますね・・・・。

で、ぱさぱさやってたら、ピラっと。
Image023.jpg
00CSのチケ購入明細が。
(本チケ半券は、スクラップした。)
チケットの買い方も知らなかったもんなぁぁぁぁ。

いっぱい活字は読んでも、やっぱ試合なんです。
試合の90分が真実です。
愛するチームがあって、運よくホームゲームに行ける距離に住んで、
10年トリコロールを生で観られたことは、とてもしあわせなことだった
と、
坊ちゃんの記念チケを拾いながら思うのでした。

モノ<経験だ。

目の前の試合は、日曜日、
18:00K.O. 我らがホーム!
ナビスコカップ準決勝2nd.レグ。
ちょっと足を伸ばせば得られる90分(+α?)は、
共に戦うことで、
きっと、何百冊の活字より大きなモノを残してくれると思います。




あぁ、今日も長くなりました・・・・。
(スクロール、たいへんですね。ごめんなさい。)
また、そんなに更新できなくなるので、
気持ちが怒涛気味です。


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コメント 4

sono

こんにちわ。footival創刊号、買ってませんが後に友達が貸してくれました。マツの足フォト見て「うわっ、きれいだぁ」とほれぼれした記憶が・・・・久々に見れて嬉しかったです。ありがとうございました!!引っ越し作業がんばってくださいね(本当に大事なものの見極めが難しいですよね←私も捨てられない人なので)。
by sono (2009-09-04 10:28) 

raichi

懐かしいでしょー?喜んでいただけてなによりです、しょーぞーけん・ちょさくけん、ギリですが…。ご内密に。ま、引越しの様子の画像と思ってください。
by raichi (2009-09-04 10:53) 

Take-1

私ゃネット(っちゅうか、パソ通)がなかったら単なるオールドファンで終わってたと思います。マリノス自体はもちろん、クラブとの関わり方やマスコットの展開について他クラブの事例から学んだのもニフティによるところが大きかったです。

あ、アパレルといえば(“アパレル”とは認められないでしょうが)ツインスペクテイターズコートについて見解を伺いたいですw
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=177250&log=20040428
by Take-1 (2009-09-05 02:24) 

raichi

他サポ男子としか“おつきあい”がなかった私としては、
たいへん憧れる一品です>ツインスペクテイターズコート。
マリサポ同士ならへーキ・・・・・・・・かもしれません。
(サポウェアとゆーより、アベック登山グッズ。)

パソ買って、即maliciaに直行した自分の厚顔っぷりは、
今となっては赤面ものですが、
(もぉ若くもなかったけど)“若気の至り”の大事さを思い知ります。
なので、ツインスペクテイターズコート着用経験も、
きっとその人にはその後の人生になにかを残してくれてるはず。


by raichi (2009-09-05 07:30) 

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