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『ホペイロの憂鬱 JFL篇』 井上尚登 [footballistic *]

JFLでJ2昇格を目指す“ビックカイト相模原”で巻き起こる“事件”を、
ホペイロの坂上君が推理して(させられ?)いく小説です。



ポスター盗まれたり、監督のジンクス熊が行方不明になったり、
ヤム芋盗難の疑いが選手にかけられたり、
名物サポ“旗振りくん”の盗まれたフラッグを捜索したり。
けして大事件ではないのだけれど。
けど、なぞを解き明かした先に、“ほっこりした気持ち”とビックカイト相模原の試合が待っている。

“僕の王国”スパイク保管室でスパイクを磨きながら、
ボランティア奈々子ちゃんとの“黄金のパスまわし”を思い描いて。
広報のオニアザミ撫子さんと言い合いをして。
元寮母で洗濯係の光恵さんに教えをもらって。
ホペイロ坂上の、毎日は続く。

サッカーを知らなくても楽しめますが、
愛するクラブがあるチームサポは、倍楽しめると思う。
まなちゃんの「肌にわるいー」絶叫@宮崎キャンプや、
ジョン君、強化ガラスを割るの巻、とか、
うちのスタッフ日記のそーゆー匂いです。
明日、新潟に向かわれる方には、いい読み物だと思います。

toricoballine2.jpg

知らず知らず、マリノスのことを“うち”と呼んでいる。
スタッフでもないのに。
でも、その意識が「うわっ、私ってば、サポ。」と思う。
愛するクラブを持たない人には、きっと不思議なことだと思うが。
勝ちとか負けとか、ま、いろいろ、いろいろあるんだけど、
ここまで来ちゃうと、
“うち”があって、一喜一憂できてるのが、「しあわせなことだ。」と思えます。

先週の浦和戦後の“烈火”から、
勝手に紆余曲折の一週間でしたが、いい本読んだ。
おかげで、新潟戦はクリーンな気持ちで観られそーだ。(TVでごめんね。)

toricoballine2.jpg

JFLは、佐川の試合を観に行ったことは、あります。
昔おつき合いしていた青赤の人が応援していたので。
スタンドの身内感とか、J1にはないものがあるし、
「これ、はまったらやばいなー。社会人キープが。」というおそろしい観戦数を心配もしました。
高校サッカー(大学サッカー)→JFL→J2→J1→プライマリーとか、
今考えると、“なんて忙しい土日”をしばらく経験しましたが、
運良く(悪く?)、カケモチにはいたっていません。
が、あの“ひきづりまわされた”時期を、今は、とても宝に思えます。

ビッグカイト相模原、JFLからJ2へ。(そして、J1へ?)
カテゴリーは違っても、たぶん、ホペイロ坂上も基本は一緒なのでしょう、きっと。
元代表ヤマケンさんとか、ルーキーFWの元気くんとか、アモちゃん、ボランチの“チャラ”森くんとかには、
何か変化がおきるでしょーか?
楽しみです。


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