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「1点でいい、1点だけでいいから、ください。」 名古屋戦 [Marinos *]

キトキトと魚のように弾ける前半のトリコの勢いは、後半も変わりませんでした。
局面局面で、両脚がいきなりゴムになったのかと思うぐらい、
当社比2倍っつーぐらいに伸びてボールに吸いつき、奪いとる。
対峙していた相手が、意表をつかれて後ずさっているようにさえ見える。
ことごとく、奪い取り、変らないスピードでゴール前に運んで、シュートになる。
その繰り返し、繰り返し。
観ているこっちもあっけにとられる。
終了の時間が迫るほど、
「1点でいい、1点だけでいいから、ください。」と、サッカーの神様に祈った。
残留のためでも、勝利のためでもなく、彼らの今の“必死”に。
今やれるだけのことを、いっぱいいっぱいでやっているうちの選手たちに、結果をください。
想いは、ゴール裏も7Fもメインもバックも同じ。
期待と祈りが秒速で繋がって、手拍子がこだまする。
そのこだまを生み出すのは、選手のプレー。
これが、横浜のスタンドの真髄。
降格圏を抜け出さんとしている今も、自力優勝をかけたあの試合も、そのスタイルは変らない。

選手の90分のプレーはもちろん、スタンドも含めて、
横浜にとって、“いい試合”だったと思う。
帰り道、ユニを着た子供たちも、ピッチの熱が伝染してキトキトしてました。

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スタメンの11人も、交代した選手も、
誰一人として温度の違う選手はいなかった。
健太は、ほんとにおもしろい。
どんどん質が上がってくる。
佑二はウズベキ戦5倍のオーラで、すべてを止め
(ほんとに、この人には頭が上がらない・・・・。)、
テツの集中力が、それ比例して高まる。
小椋は、“うっかり”を減らし、
勇蔵は、自らキャノン砲に挑み、
馬場ちゃんは、もう常時捨て身。
マツは、その展開力を発揮したし、
「今度は、コミか・・・・・。」の裕介も、しっかりコミとは違う役目を勤め、
ロングパスをゴール前に運ぶ起点というサイドのカタチをみせてくれたし、
サカティと兵藤は、観ていて涙が出るほど走りつづけた。
右から左へ、音速で走り抜ける学、
活かされる金君。
そして、ハユ。
この2週間、どれだけ悩んで、どれだけ考えたかが、ピッチで炸裂。
ひとり裏街道だもん。
「そだね、どこまでも勝負しかけるのが“ハユのサイド”だよ。
あとは、パターンにはまらないで、その工夫を続けてくれればうれしいよ。」
誰も、ブレていない。それがすごい。

打ったシュートは、名古屋の3倍、18本。
1本も、ネットを揺らさなかったのは事実だけど、
その1本1本に込められた気持ちを、マリサポはぜったいに軽くは考えていない。しっかりと受け止めてるよ。

さぁ、次へ。 トリコロールの誇りを胸に、あと5節。共に。
08-10-19_17-56.jpg
柏戦で、必ず!
今日の“必死”を結実させよう。

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ピクシー閣下へ。
すくなくても、今日の試合はほぼほぼ満足しているし、誇りに思えました。
“スーパーハードワーク”したトリコは、いかがだったでしょー?
あ、横国ベンチのNISSAN仕様ごーぢゃすシートが一番似合ったのは、閣下でした。うっとりです。」

前の試合の時、断念した名古屋名物“とろみスパ”を、08-10-19_12-21.jpg
今日はしっかり食べてから行った。まだ胃もたれしていて、晩ご飯もいらない感じだけどぉ・・・・・・。

「ゴールは時間の問題だわっ!」と思っていたにもかかわらず、
1点も奪えなかったのは・・・・・さすがに“エイト”と決別した効能でしょーか?
前節、そして今日と、“あの”ピクシー、耐えているとしか思えない・・・・・。
しっかりぃ、名古屋ぁ!
大分の時も思ったのだけど、ジャッジがどうあれ、今はやるべきことがあるだろぉ。
ここまで来ると戦うのは、相手でも、ジャッジでもなく、自分自身よぉ。
それが、王者の資格よぉ。
プレッシャーなんだろーか?ドラゴンズ熱消滅待ちなんだろーか?
弾けていない名古屋。
今日なんて、電車で“ジャングラ抱えてウキウキ”なサポとの遭遇を期待していたのに、
縦揺れして闊歩しているのは、むしろマリサポだった。
ほんと、その位置にいるのにもったいないよぉ。
優勝争いを十二分に楽しむことが、そこの位置にいるチームのサポのオツトメだと思うわ。
(対戦が終わったから言っちゃうけど、)
この際、優勝してもらいたいのは、川崎か名古屋(個人的に)。
だから、次節から覚醒してぇ。

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ホームゲームも、あと、2試合。
夜にかかる試合は今日でおしまいだったので、
我が“父なる”横国の、優美な夜景をどーぞぉ。
08-10-19_18-17.jpg  08-10-19_18-13.jpg
今、ホームゲーム7勝5分3敗。
この懐が深くて美しいホームにかけて、残り2試合は、絶対に勝とうね。
“ホームで強い”新しい伝統のためにも。

「録画してってよかった。」という試合はひさしぶり。
観よっと。
今日みたいな試合の空気って、TVじゃ半減だし、ましてダイジェストじゃ絶対に味わえない。
すばらしぃ~、生観戦♪

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録画、観ましたが、
スコアレスドローの試合で、結果がわかっててこれだけおもしろい試合もめずらしい。
パススピード速いし、判断も速いから球離れもいいし、共有感もある。
これだけスーパーハードワーク(c:ピクシー)で、局面であきらめないプレーを、
毎試合期待するのも、酷な話っつーぐらい。
表情を観てても、飄々とやるべきことをこなしながら、悲壮感とか追い詰められた感じもなく、
最後合わなくても、出し手のプレーを称え、細かくお互いの修正を繰り返してる。
たくましいよ、うちの選手は。

川勝さんの解説だけども、
“うちがあとどうしたら得点できるか”に関して、要所要所でコメントしてくれていて興味深い。
確かに、遠いところから打ってるシュートは多く、
ペナ内での動きの連動があれば、もっと決定率はあがりそう。
FW陣が“中盤感覚”。(ま、中盤の選手だからね。)
でも、逆に前線3人+ボランチ+サイドが、もうちょっとだけ欲を出して詰めれば。
あれだけの“かごめ”から抜け出せたのだから、
今のペナ前までのスピードを殺さずに、あと3M前。
ま、そのあたりもすでに課題として気にとめているみたいだし、
こんなに先に繋がる勝点1。
止めないで、試行錯誤を続けてください。
とても楽しみだ。



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raichi

fantaさん、nice!ありがとうございます。
鹿追撃、名古屋市民総力でがんばってください。
by raichi (2008-10-22 10:59) 

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