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“いち”サポーターという意識 [J LEAGUE *]

またまたこんなことが起きてしまって、
危機管理に過敏な若い親子連れなどのお客さんの足は、また、スタジアムから遠のくなぁ、と。

サッカーをあまり観ない人たちに、
Jリーグを観にいっていることを言うと、
「あ、じゃ、ユニフォーム着て、旗振ってるの?すっごいねぇ。」とか、
「あ、じゃ、みかけによらず、こわい人だね、実は。」とか、
うっひょー!なベタベタ固定イメージを口にされて、こっちがびっくりすることが多々あります。
そーゆーイメージらしいですよ、サポーター。

こういうことが起こると、番組によっては試合内容なんかより大きく報道されて、
どんどんすり込まれる。

ここで、延々と答えが出ない『サポーターとは?』論を繰り広げる気はないです。
自分自身がマリサポだという自覚はありますが、
サポートスタイルは、ひとそれぞれだし、
“あーしなくちゃいけない、こーしなくちゃいけない”は、性格的に、「うわわわわわ、ちょっと待ってください。」です。
ホームスタジアムの懐が広いのと、地域性でしょーか?うちに関しては、自由度が高いので、
10年来、うちのサポーターでいられているよーな気もします。
その時その時、チームを盛り上げたりするための“しかけごと”は、
自分が「うん、共感♪」と思った時に、過去、部分的に参加させてもらいました。

今回の事に関しても、過去のことに関しても、
同チームサポの中には「一部サポがやったこと、ほんと、すいません。」という意識があるみたいですし、
他サポからは、「なんで止められないんだ?浄化しろよ。」的な発言も。

どこのチームのゴール裏にも、応援の中心になるグループがあるようで、
まぁ、万に近い人が集まって、力強いコールや応援をするのだから、
そのグループの引率の力は、とても重要だと思います。
そのチームのサポーターの顔でもあるわけだし。

同じチームが好きな人たちが集まって、応援を繰り広げるというのは、
とても自然なカタチだし、
人が集まって、一体感を実感できるのは、サッカー観戦の喜びの“一部”ではあります。
でも、“人が集まる”ということは、喜びもあるけど、判断をあやまるととても危険な局面もある。
白いものでも黒と認識しなくちゃいけない、とか、
白も黒も自分自身では判断できない個人が、どーーーっと流されるとか。
各チームの応援の中核をなしている人たちは、そこを認識しておいてほしいなぁ、と、思うのです。

たとえば(にがにがしい思い出だが)、
『〇ろせ!』コールとか、昔、されたことがあるが、
集団でそんな怖い言葉を連呼することが、そこに属しいてる証明なのかと、
で、「あんまりそーゆー意識なく集団のノリで口にしちゃってんだろーなぁ」という。
たとえば、『〇ソ、レフリー!』コールとかも。
集団って、“正体がない”から、ネットの匿名の無責任さに通じるものがある。
そういう怖さ。
中核をなす人たちは、いつも相対する意見や感覚を受け止める姿勢が必要だし、
周りに集う人たちは、ちゃんと局面局面で、個人の責任ある判断をできないといけないと思う。

これは持論ですが、
サポとチームの関係って、つきつめれば、“個人とチーム”というところなんだと思うんです。
その愛するチームのエンブレムに誇りをもって、行動を選ぶのは、やっぱり、個人。

日立台は1回だけ行ったことがあります。
(臨場感は最高ですが、アウェイチームのサポとしては、
威圧感から「葉っぱのほーがいやすい」という印象でした。
柏サポにとっては、逆に“聖地感”いっぱいのスタジアム。)
日立台は、あのピッチの近さなので、
最前列での旗振りは禁止というルールがあります。
今回、なぜ、あそこで鹿名物の大旗が、あそこで振られることになったのか、その経緯はわかりませんが、
“知らなかった”というより、
個人個人の「どー考えても、ここで振るのは、やばくないか?」という判断があってしかるべきだし、
「やばいと思います」の発言ができない、受け入れられない状況こそが、どーなのか?
事前にね。事が目の前で繰り広げられてからでは、むずかしい。

類似の事件は、どこのチームにも起こる可能性はある。
うちだって、つい最近、暴動予告報道とか、あったし(実際に起こらなかったことが、「よかったよ、マリサポとして」です。)、
中傷コメントの洪水(恥)とか、あった。
他チームのこととはいえ、こーして記事にあげさせてもらうのは、
今後、こういうことが起こらないために、“いち”サポとしての意識を考えたいからです。
J№1に美しい(!)トリパラだって、個人の認識違いによっては、“武器”にもかわる。
アウェイでも、あの本数を持ち込ませてもらえているのは、“大人として”あつかっていただいているから。

物価は上がるし、いいニュースはないし、日常生活の閉塞感は増すばかり。
サッカーのスタンドは、その国や都市の状況を映し出す鏡だったりもする。
サッカーやそのチームへの愛や喜びを表現する場所であってほしいし、
“はけ口”には、してもらいたくないわぁ。と、思う。

(この頃は、残念なことにあまりおこらないですが、)
ゲーム終盤、セットプレー時に、横国に、手拍子がこだます現象が起きます。
私は、あの時に一番、
マリサポである喜びをひしひしと感じます。
ピッチで繰り広げられるプレーによせられる期待が、ゴール裏を中心に、
序盤はコールもまばらな、7Fやバクスタ、メインまで、秒速で広がっていくこだま。
あの現象こそ、
ひとつチームとそのチームを愛する人が集まる最良のカタチ。

その時には、非公認のこいつも、スタジアム外で手拍子してるはずだ。クィーンと一緒に。
(ダービー営業、おつかれさん。)



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raichi

でぃーじぇーさん、nice!ありがとうございます。
ブログ、拝見しました。海外リーグにお詳しいようですね。

過去、あまりロンドンが景気のよくなかった頃、10日ほど滞在したことがあり、
実際スタジアムにはいかなかったのですが、
テレビで連日フーリガン騒動が報道されていて、流血とかある画像に、
「よくも悪くも密着してるんだなぁ、サッカー。」と驚愕しました。
今は、あの頃より景気もいいと思うのですが、
どーなんでしょーね、プレミアのスタンド現状は。
外資が入り込んで、盛況だけど労働層がスタンドに入れないよーな状況↓は、
http://plantdreamingdeep.blog82.fc2.com/blog-entry-605.html
今のUKを象徴しているようにも思えますが。




by raichi (2008-09-23 01:21) 

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