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せっかく雨もあがったのになぁ。ナビスコ・新潟戦 [Marinos *]

「期待、しすぎてたかなぁ・・・・。」
帰りの沢渡バスを待っている時間に思ってました。

ポンチョ観戦を覚悟してましたが、
湘南新宿ラインに乗る頃には、雨も上がりました。
三ツ沢は、自由席とバックスタンドは立ち見も出るほどで、
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あのまま土砂降りでも、この人数が詰め掛けていたかと思うと、
“今が正念場・今季の分岐点”という、サポの気持ちが。
試合が進むほどに、声は大きくなり、
「勝たせたい。」という気持ちで、空も晴れたきた感じでした。

内容的にいうと、あまり進展はありません。
「修正する時間がなかった」というほど、時間がなかったわけではないと思うのですが。
ただ、兵藤・アーリア・宏太という“満を持した”中盤に、さすがに勢いがあったので、
チャンスは作れた感じです。
しかし、連動性というよりは、個人のがんばりとテクニックで起こるチャンスという印象。

あいかわらず、ペナ前で失速、詰められて、スペースなくなって“かごめかごめ”
そこからは、誰かの勢い頼み・・・・。

今季は、めずらしく他のチームの試合も、ちょくちょく録画中継を観ていますが、
うちだけ、“ゴール目的じゃない”試合をしてしまっているよーな感覚になります。

「今日は、引き分けてもグループ1位は死守できるから、
我慢して、ポゼッションを上げよう。
焦らなくいい、カウンターなどはずかしいことだから、
練習だとおもって、相手が詰めてきてからゆっくり崩して攻めていこう。」
とでも、ミーティングで言われているかのようです・・・・・・。

たしかに、死守してるけどね、首位。
しかし、あと2戦はアウェイです。
“崩す連動”がもしなければ、同じことをくりかえして、予選敗退だって、ありえることです。

効果的な動きができないツートップ。
ロニーとサカティは、お互いの力をプラスに持っていける動きの連動はむずかしい。
ハーフタイムに、オオシ・サカティを観たいと祈ってみたが、交代はサカティだった。
反感覚悟で言ってみますが、
私は、未だロニーをFWの柱とは思えないでいます。
そこまで、賭けていいものか、と思ってます。
能力は疑いようがないし、チームのためにと局面局面でがんばってくれているのは、わかる。
しかし、連動という点で、ここまで進化がみられない。

兄と佑二がいないことで、
やっと(!)新しいスタメンでいどめたこの試合。
マツのCBもひさしぶりに観たし、後ろはしっかりやれていると思う。
(マツ・佑二・馬場ちゃんの年齢が近いことを考えると、若手の育成は必須だけども。)
今日のメンバーであれば、今日のメンバーらしい守りができる。
問題は、前です。
今日、兵藤・アーリア・宏太のどの才を活かすこころみだったのでしょうか?
サカティスタメンだと、中盤は、どう意識を変えるのでしょうか?
まして、途中で入った幸宏は、なにを期待されてピッチに入ったのでしょうか?

今季のFC東京は、ここまで一度も同じスタメンを組んでいないらしい。
うちとの試合は、平山に賭けたところで苦しい事になったが。
相手をスカウティングしすぎて戦うのは、たしかに落ち着かないと思うが、
目の前の1試合1試合を積み重ねていることで、結果は出ているし、
なにより、同じスタメンを組んでいないということは、
所属選手の能力をフルに使わなければ(知らなければ)できないことだというところで、
とても興味を持っている。

チームとしての柱の戦術は、必要だとは思う。
(それがなんなのかは、私にはわかりかねるけど。相手より長い時間ボールを持つ事?)
しかし、ピッチに立つ選手が変れば、
デティールの変更は必要だ。
個人と組織のバランスが、サッカーの楽しさのキモなんだと思うのだけど。

今日の試合を観ても、個人のテクニックやがんばり、ツブの揃い方は、まったく自慢できるものです。
なのに、なんだろう?このむなしさは。
かつての“へなちょこ”っぷりは、1回の残留争いと連覇の年で払拭したと思ってる。
真摯に目の前の1試合に挑む個々の気合のいれようは、今年も変らないのに。
どーして、チームとしてイキイキとはじけないのか?

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選手の背中を観ながら、
「これだけの選手がいるのに・・・・・。」と、悲しい気持ちになる。
今年やろうとしている(ヴィジョンがあるのなら)サッカーは、この選手たちあってのものなのか?
それとも、枠ありきでコマなのだろーか・・・・・?

監督には、
ひとりひとりの選手の個性を、まずよく知ってもらいたい。
期待されれば、120%でやれる選手たちだ。
誰か数人ではなく、スタメンからベンチ、サテライトでがんばりつづけているメンバー、リハビリ中の選手まで。

と、選手本人も、一緒にプレーするメンバーの武器を、もう一度思い出してもらいたい。
その選手を活かすために、自分が局面で何ができるか。
自分が活かしてもらうために、どう動くか。

試合後、バックスタンドからもゴール裏からも、聴こえてきたのは拍手だった。
それは、
勝ちだけを求めているからではないからだと思う。
それでも、トリパラをまわしたい気持ちは、強い。


**********************

新潟は、特別なことをしかけてはこない。
あたりまえのことを、シンプルにあたりまえにやっている印象がある。
そのあたりまえが、100%以上にできた時に、大きな力となる戦い方。
現在の順位はどうあれ、
長い目で観ると、とても骨太なチームカラーだと思う。

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