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そして、帰ってきた岡ちゃん。 [Japan *]

「なんで、岡田なんだよっ!まったく違うぢゃんかぁ!」とゆーよーなことを読むのが腹立たしいので、
このところは、あまり人のブログとか読んでません。

私は、後任の話題が出た時から、「岡ちゃんになる。」と、思っていたクチなので。

オシムの目指していたところは、あたりまえのことの反面、あたりまえの上に乗ってるものは、ある意味高度で、特殊であったし、
それが道途中だったことで、なおさら、世間一般の期待も高い。

ピムが去ったからミョンボ先生と、いうよーなことができる韓国なら問題ない。
が、反町さんはどーなんだ?
優秀な監督ではあると思うが、
W杯予選で、五輪予選のような度量のなさを見せられたら、観ているこっちが眩暈で倒れてしまう。
それを、A代表も五輪もなんて言ったら、マリー・アントワネットよろしく一夜にして総白髪になっちゃいそーだ。

じゃ、大熊さん暫定で?
暫定なんて、言ってる時間は1秒だって、ない。
刻々と時間は過ぎていくのだ。

“人とボールが動くサッカー”にそんなにこだわるのなら、
甲府を辞めた大木監督が適任なんだろう。
しかし、甲府は、(本当に残念だけど)この1年で、結果は残せなかった。
広島しかり。
甲府にも広島にも来年はあるが、
(大木監督には、続けてほしかったです。)
代表には4年後しかない。

外国人監督?
オシムの巨大な影の残る国に、誰が?
いい監督っていうのは、システムや組織以前に“哲学”があって、
「はいはい」言って、自分の哲学をしまいこんでしまえる外国人監督なんて、
ろくなもんじゃないでしょうし。
外国人だからって、誰でも、いつまでもありがたがってちゃ・・・・。
(トルシエやジーコの時と変らないってことじゃん?)
ちゃんと(日本の目指すところをみてくれる人か)見極めないとね。
見極めてる時間もないよぉ。

岡ちゃんが、うちのチームの監督だった時は、
いいことと厳しいことと、圧倒的にいいことが多かった。
優勝だけじゃなくて、チームに指針が感じられたし、
常勝マリノス!といいながらも『勝ち負けだけじゃないなにか』に、ちゃんとこだわっている監督だったから。
だから安心してサッカーにピッチに集中できた。
それは、選手もそうだと思う。
オシムが市原で、おもしろいサッカーをしていた時、
私は、それを横目でみながら、
「うちにだって、岡田哲学がある。」と、胸を張って思えていた。
岡田武史は、哲学のある人だ。
だから、私は信頼している。
その人が、巨大な哲学の影の残るポストに、自ら挑むと決めたのだ。
しかも、その巨大な哲学に敬意をもって。
どれぐらいの覚悟かどうか、一度ちゃんと考えてみてもらいたい。

私は、オシムの後、南アフリカ後は、“もう一度日本人監督”の時期、と思ってました。
なぜなら、
オシムが目指してみせたのは、
“人もボールも動くサッカー”というシステムではなく、
“日本が世界と戦うためのオリジナル”だったからです。
オシムはその創世記を宣言してくれたわけで、
(それは、彼がJリーグの監督をやっていたという履歴が大きい。)
オシムが健全でも、病魔と戦っていても、
けっきょく、私たち日本人が主体となって、模索していかなければならない道だから。

今季、うちも苦労したし、広島や甲府があれだけのサッカーをやって結果を残せなかった原因が、
守備力である。
リーグ後半になって、佑二も、
「点を獲って勝つことは大事だけれど、ゼロに押さえて負けないことも大事」と言っていて、
私は激しくうなずいていた。
それは、アジアカップもそうだったと思う。
岡田サッカー=まず守備。
いいんじゃないですかね。
鉄壁の守備の上に人もボールも動く攻撃がある。
それが、“日本が世界と戦うオリジナル”の第2章であっても。
(だいたい、“人もボールも動いて攻守の切り替えが早い”は、今、世界基準です・・・・。)

私は、圧倒的に支持して、一生懸命に観て、応援します。
予選突破を、岡田監督であれば、できると信じてます。
オシムがしっかり回復した時に、
「自分たちでここまでやりました。」と、胸を張って言いたいです。

あと、他にどんな道がありますか?
今の状況で。

*******************

岡田監督就任にあたって、心配は2つ。
ひとつは、
オシムの哲学を振りかざす雑音に、岡ちゃんの哲学が通せないような状況。
監督のストレスは、痛いほど覚悟があると思いますが、
叩きの理由に、オシムを出されるのは、ほんとうにつらいことだと思う。
もうひとつは、
マリノス辞任時同様の疲労。
3年め、その高い哲学があってこそ、岡ちゃんのプライオリティは、
ピッチではなくクラブ運営に移っていた気がします。
マリノスタウンへの関りやビッグクラブ構想
「ベンゲル並のレベルになってくのか?」と、思ってました。
それはそれで頼もしかったけど、
そうこうしているうちに、本分のピッチが痩せて、選手も迷っていき、
岡ちゃん自身も「ファイティングポーズをとれなくなった」。
(06年5月・ナビスコ・レッズ戦、あまりの情けなさに、観戦史上たった一度、途中で帰った試合を、私は忘れてはいません。)
高い理想がなければ、監督という仕事はできませんし、
岡ちゃんが、サッカー界全体に言いたいことや思うことははかりしれないと思いますが、
監督時は、ピッチにプライオリティを置くことを、忘れてはほしくないです。
サッカー界をなんとかするのは、その任期の後にとっておいてください。

どうあれ、
うちで“戦う意欲”を使い果たした岡田武史が、
戦う姿勢を取り戻して、現場に帰ってきたことは、とてもうれしいことです。


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