今日、フクアリは、祈りに満ちていた。

愛すべき代表監督、今の日本のサッカーの精神的支柱である人の、
ショッキングな状況下において、
今日プレイすることに、
誰もが「僕たちにできるのは、いいプレイをすること。」と、思っていたと思うし、コメントもあった。
思ったり、言ったりするのは、けっこう簡単なことで、
それを、どのように現実にするかには、また、違う意識が必要だ。

今日のうちの選手のプレイを、オシムに観てもらえないのが、残念だ。
はっきりと、そう言える。
攻守の切り替え、集中力、ショートパスとロングパスのつづれ織、飛び出し、高さ、スピード、
労を惜しまない運動量、そして、何があっても試合を投げない姿勢。
(勇蔵の退場につながったプレイは、詳細がわからないが。)
私は、
想いを、祈りを、決意を、プレイにした選手たちを誇りに思う。
サカティ、大島、兄、ジローのめくるめく前線のチェイス。
サカティの運動量は、最初から交代まで落ちなかった。
ハユの切り込み。狩野のＦＫ。そして佑二のディフェンダーとしての真髄。
みんな、みんな、力いっぱい。
それを、誰よりも祈りの強い相手に、真摯な姿勢で出し尽くした。
ぜんぜんエレガントではなかったです。
ばたばたでしたが・・・・これが今のうち。

ジェフの想いは、痛いほど伝わってきた。
“先を読み動く”という点では、確実にうちの選手を上回っていた。
ボールは、ことごとく奪われた。
それは、オシムがこのチームに残した財産。

いい試合でした。

オシム監督へ。
今週のＪリーグもいい試合がありました。
きっと、これからもたくさんたくさん。
あなたにそれを見逃してはほしくないです。
一緒に喜びたいのです。
だから、スタジアムに戻ってきてください。
日本サッカーに想いのある、すべての人が祈っています。

*************************

ハユが決めた瞬間、
『フクアリ、さいこー!!』と、叫びそうになりました。
それをぐっとのみこみました。
来週の、『横国、さいこーっ!!』のために。

ホーム最終戦。
今日以上の試合を頼む。