あいつも帰ってきたのか。（FWの資質）

明日、（もう今日か。）駒場のピッチにうちの№３が立つのかどうかが、
今、一番の感心だが、
赤いチームのあいつも、ほぼ同時に戻ってきたようだ。

私的呼称“メカタツヤ”。
ゴール前での一連の動きとか、あの表情の薄さとかで、そー呼び始めたのはいつだったかな。
まぶたのあたりの作りとかも、なんだか作り物っぽいし。
FWサイボーグっつーか、いい時のやつは、そんな感じ。
筋肉の質も硬そーだし。
とくに「好き」とか、そーゆーのではないのだが、
いつも感心することがある。
インタヴューとか、コメントを求められた時に、
絶対に、
「(自分の仕事は、)ゴールをあげること。」と言う。
99％ぐらいの確率で、言う。
まるで、どっかから遠隔操作でもされていて、
「催眠かけられてんじゃねーのか？」と、思う、メカだけに。

いや、たぶん、完全な自己催眠なんだろうな。

ゴールへの執着の強さ=FWの資質、なんだと思ってるので、
「さすが、メカだ。」と。

サカティがメカになるのも、「ちょっと・・・」なんだけど、
『ゴールが仕事』って、恥ずかしげもなく言えちゃうようにはなってほしい。
「やっぱ、俺、グレイトなんで。」とか、
デヴュー当初の、わけのわからないビッグマウスがなくなったのは、
ちょっとばっかしさびしい。
(なんでだろう？　あのWユース後だよなぁ。)
マイクもひょろひょろしてないで、言えっ！

同じく水色に復帰した前田は、
メカじゃなく、なんか天賦のFWっつーか。こっちも感心するわ、ほんと。

「お前、Ｊじゃ反則！」って思ったのは、渡独直前の高原入道だった・・・・・怖かった。

まぁ、FWもいろいろなタイプがいるので、ね。
ただ、『ゴールが仕事』と思えない選手は、だめだ。
「前線からのプレスでたすかった」とか、後ろに言わせちゃだめ。
それをやるのは、たぶん、世界基準で当たり前になっちゃってるわけだし。

もし、誰か“今のトリコにFW復帰させられる権”があったら、私はやっぱりこの人かもなぁ。

(まだ壁に貼ってある。)
身近で、これまで一番“信頼した”FW。
美しい＆献身的。
いろんな意味で、国、背負った選手だものね。
サカティと安貞桓の2トップ、もう1回、観たい・・・・・。

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